四柱推命は古代の中国で生まれた占いです。
なので、その時代の背景が読み解きの根底に深く関わってきます。
たとえば偏印。
この通変星はかつて凶星とされました。
なぜかというと、偏印が食神という通変星を阻害するとされたからです。
(この現象は専門用語で倒食と言います)
食神のキーワードには「衣食住」「子ども」などがあります。
これらはどれも生活の基本となる大事なもの。
それゆえ、この食神を阻害する偏印はあるとダメなものとされました。
けれども今のような変化な時代だと
偏印は強い力を発揮します。
物事に応じて対応することができる柔軟さや
いろいろなことに精通する幅広い知識。
「クイズ王」なんていうのも偏印っぽいなあと思っています。
偏印が命式で強く出る方として私がすぐに思いつくのは
発明王と呼ばれたトーマス・エジソン。
一番メインとなる箇所に偏印が出ています。
学校教育となじめず、自宅で独学する中でエジソンは化学の実験にのめり込みます。
そんな中から電話、蓄電機、白熱電球など
今の私たちの生活に欠かせないものをたくさん発明しました。
こんなふうに時代に新しい風を吹き込ませるのも偏印らしさです。
時代が変われば「良い」とされていたものが「悪い」とされたり
価値観はどんどん変わっていきます。
吉や凶ということにとらわれすぎずに
その性質がどんなものなのかに注目すると
もっと自分の才能や個性を発揮しやすくなるかもしれません。
自分だけの才能や個性を詳しく知りたい方はセッションにお越しくださいね。
<参考記事>