占い師の伊藤 恵利子です。
ここでお話ししたことの他に
こんなケースもあるよというお話です。
何かをしたい。
何かをしなければならない。
でも行動できない時、ありますよね。
そういう時ほど、大きな理由ではなく
小さな理由から動けないことがよくあります。
私には以前、外に出かけるのが億劫になっていた時期がありました。
予定や約束があったらどうしても出かけなければなりません。
なのでテンションだだ下がりや、イヤイヤ出かける羽目になっていました。
なのでどうして外に出かけるのが嫌なのか
自分の中で1つ1つ解きほぐしていったら
「出かける前にお風呂に入るのがめんどくさい」
というのが出てきました。
この「出かける前にお風呂に入る」というのは
もともと持っていた習慣ではありません。
年齢を重ねて汗をかきやすくなったのと
暑い時期に汗だくで起きるようになったのがきっかけでした。
この「出かける前にお風呂に入る」は
「人と会う前にお風呂に入る」ことです。
身体を清潔に保つのはもちろん周囲へのマナーですが
私にとっては小学生のころの体験から
どうしてもしなければならないという思い込みになっていました。
私の実家は母親がかなり神経質でした。
小さいころ、病気がちだった私は
家の近所ではなくかなり離れたところにある
名医と評判の小児科に通っていました。
そこの医師の方針は
「風邪の時にはお風呂に絶対入ってはいけない」
というものでした。
頻繁に病気になっていた私は
風邪をひくたびにお風呂に入れず
そのままの身体で学校に行かざるを得ませんでした。
それを同級生に指摘されてしまい
嫌な思いをしたのを今でも覚えているんですね。
恐怖心として。
いじめみたいなのもありましたからね…
何かの行動をするときに浮かび上がってくる「面倒くさい」
その中には「やりたくないこと」の他に
「自分がしなければならないと思い込んでいること」が存在することもあります。
私の例だと
出かけるのが面倒くさい
の中には
出かけるためにお風呂に入るのが面倒くさい
がありました。
この面倒くさいを放置して、むりやり行動することもできます。
ですが、行動するたびにその行動をすること自体が嫌になってしまいます。
嫌になるだけならまだしも、病気を引き起こす可能性もあります。
「面倒くさい」と思うときは
自分の行動や思い込みを改善する絶好の機会です。
「なぜ面倒くさいと思うのか」を
じっくり考えてみてほしいと思います。
<関連記事>