占い師の伊藤 恵利子です。
「占いを受けるのに向いている人」
「占いを受けるのに向いていない人」
というのがあります。
占いを受けるのに向いてない人は
自分で物事を決めたくない人
誰かに自分のことを決めてもらおう
誰かに自分を良くして欲しいと思う人は
占いを受けるべきではないと思っています。
少なくとも私の占いは向いてません。
占いはガイドさんであったり
地図や海図、もしくは参考書です。
案内板どおりに進めば
案内先にはたどり着けます。
けれども目的地を決めず
案内板だけを見て進んでも
到着したときに
「こんな所に来たかったわけじゃない」
ということが起こり得ます。
案内板はあくまで「案内」に過ぎません。
たとえば目の前の案内板に
「頂上まで右へ進めば残り1km」
「頂上まで左へ進めば残り2km」
と書かれていたとします。
その残りの道が平坦な道なのか
それともごつごつした
岩石ばかりの険しい道なのかは
案内板だけではわかりません。
そして、その距離の違いが
何から来ているのかも
案内板だけでは読み取ることができません。
ガイドさんが一緒にいたら
「右は距離が短いけれど、上級者向けコースです」
「右はしんどいけれど、景色が美しいです」
「左は比較的なだらかで、初心者向きです」
「左は平坦な道で、景色はあまり見えません」
などのアドバイスがもらえます。
その意見を聞いて
どちらの道で進むのかを決めるのは
山に登る自分自身です。
ガイドさんが経験から
「こちらが向いています」
と言ったとしても
それを聞き入れるのかどうかも
自分で決めていいですし
自分で決めなければ進めないのです。
どうやって決めるのか
どうしても迷うのであれば
その決め方について
その道の専門家さんに
アドバイスをもらっても
いいのではないかと思います。
けれども人生の主役は
あくまでも自分自身。
最後に決めるのはあなたです。