四柱推命鑑定士の伊藤 恵利子です。
5月6日の立夏で月の運気が変わります。
戊辰から己巳へ。
十二支の季節が春から夏に変わります。
5月は以前から興味深い月だな、と思ってました。
というのは、今年の干支が己亥、5月の干支が己巳。
この状態は納音と呼ばれる状態です。
納音は専門的にいうと天干が同一で地支が冲の状態を指し、同じ性質を持つものが背中合わせ、もしくは対岸から向かい合ってる状態を意味します。
同じ資質を持っているから、同じ方向を向いたらより大きい力を発揮できるかもしれないのに、歩調が合わなくてちぐはぐになってるような感じ。
年、月が納音という状態は何年かに1回は出てくるはずなので調べてみたら、直近だと2013年11月がその月でした。
この月に何かあったのかな？とニュース等を見たら、この年は
伊勢神宮、出雲大社のダブル遷宮の年
だったのですね。
そして納音となった11月に起きた出来事の1つに中国政府が尖閣諸島を含む東シナ海上空に日本政府がすでに設定している箇所に重なる形で防空識別圏を設定するということがありました。
（これが起きたのが11月23日、律音＋納音というまた特殊な日だったので、さもありなんという感じも受けました）
※参考資料はこちら
和食が無形文化遺産に登録されたのもこの年。
そして2013年を表す漢字として選ばれたのは【輪】
この年は自らのルーツやアイデンティティに意識が向いた年のように思えました。
もちろん過去にあったことが同じように起きるとか、未来がこうなるとかは占いでは決まりません。
なぜならば運命は行動や環境で変わっていくから。
それを踏まえた上で、今月はどんな風が吹くのか考えたときに思い浮かんだのは
他者と手を取り合って未来を見る
ということでした。
今月を読み解いて気になったのは、十二支のテーマの「行動すること」と「自分中心」「世界を創り上げる」という星。
自分という人間を一番大事にして、誰かの犠牲にならず、誰かに寄りかかることなく、そうやって力を合わせたら、その力は大きな渦となっていく。
1人でできなかったことが、2人ならできるかもしれない。
2人でできなかったことが、10人になったらできるかもしれない。
もっとたくさんの人数が集まったら、1人では成し遂げられなかったことを達成できるかもしれない。
納音は二人三脚みたいな状態。
背中合わせだったり、対岸から見ていたから、息を合わせられなくてちぐはぐになることがあるかもしれない。
誰かと片足を縛って動いてるのだから、自分の意志だけでは動けない。
最初はうまくいかなくて当たり前、ゆっくりしたペースで進んでいけばいい。
ひとりひとりのペースは違うのだから。
そんな1ヶ月になるのではないかと思います。
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