11月7日の立冬より運気が変わります。
11月は【癸亥(みずのと・い)】
60個ある干支の最後となります。
干支は全部で60個あるので、同じ干支が巡ってくるのは60回後となります。
年干支なら60年に1回。
月干支なら60月に1回。
日干支なら60日に1回。
今月の癸亥が巡ってきたのは60ヶ月前、つまり5年前となります。
5年前のあなたは何をしていたでしょう。
何を思い、何を夢見ていたのでしょう。
そしてこの5年間、あなたは何を思って過ごしてきたのでしょう。
水は枠がない。
手の上に乗せてもさらさらと流れていく。
様々に形を変えて、私たちの世界を潤していく。
雨となり、雪となり、この世界をめぐる。
けれどもとらえようとすると、するりと逃げられる。
そして私たちの身体の中にももちろん水はある。
とらえどころのない、でもないと生きてはいけないもの。
今年を支配する年干支は【戊戌】土の年でした。
土の性質は育むこと。
戊戌はまだ3ヶ月ありますが、あなたが育んできたものは一体何だったのでしょう?
戊は山。戌は秋。
秋の山はたくさんの人たちが訪れる場所。
気候も穏やかで来る人をあまり選ばない。
様々な人が訪れ、恵みをもたらしたり反対に厄を落としていったこともあったと思う。
風によって、種子が山に運ばれてくる。
そこで芽を出す種子はその全てではない。
その環境にあったものだけがその身を成長させることができる。
来年は土の陰である【己】の年なので、育む質がより強化される印象がある。
今月キーワードとして出てきたのは【人間関係】だ。
自分の内側に入れる人、もう別れを選ばなければならない人。
今まで大好きだった人とも別れを選ばなければならないかもしれない。
誰かを選ぶ喜びと痛み。
私たちは肉体を持ってこの世に存在している。
そうでなければ私たちは喜びも痛みも経験できない。
その身を捧げたくなる喜びも、身を切られるような痛みも。
私たちはそれを体験しにこの世に生まれてきたのだから。
この先の5年間、あなたはどのように過ごしたいですか?
お読みいただき、ありがとうございます。