ICUで、どれくらい時間が経ったのだろう。


時計がないので、時間の感覚もよくわからない。


そんな中、看護師さんが来て、こう言った。


「歯磨きをしましょう。私がするからね」


え?


ご飯も食べていないのに?


しかも、こんなにしんどい状態で歯磨き?


今、必要なのかな……。


(後で聞いたら、口腔ケアは感染症対策になるとのこと。)


そんな疑問が頭に浮かんだものの、


「口、開けて~」


と言われ、歯磨きが始まった。


そのとき、ふと目に入ったものがあった。


自分の蓋付きコップだ。


よく見ると、名前がかわいく書かれているラブラブ


ただ名前を書いただけではなく、花の絵まで添えられていたガーベラ


後から病棟に戻って聞いたところ、急きょICUに入ることになった私のために、病棟の看護師さんが持ち物すべてに名前を書いてくれていたそうだ。


名前だけでなく、花の絵まで描いてくれるなんて爆笑


そんな心遣いが、とてもうれしかったニコニコ


こうして、長い夜が明けた。


ところが、朝になっても、まだ安心はできなかった。


先生が来て、こう言った。


「心不全になる可能性があるから、今レントゲンを撮るね」


え?


心不全?


なんで?


手術は成功したんじゃないの?


どうして心臓に問題があるの?


急に不安が押し寄せてきた。


かなり長時間の手術で心臓に負担がかかったそうアセアセ


その後すぐに、診療放射線技師さんがベッドのところまで来て、その場でレントゲンを撮影。


結果が出るまで、落ち着かなかった。


そして……。


結果は問題なし!


無事に病棟へ戻れることになった。


手術を終えて、痛みと寒さと息苦しさに耐えたICUでの一夜。


体はとても辛かったけれど、看護師さんたちの支えもあって、何とか朝を迎えることができた。


ただ、左足はまだ動かない。


これからどうなるんだろう……。


歩けるようになるのかな?滝汗


そんな不安を抱えながら、私は病棟へ戻った。