前の記事に何度か書いている職場の男性。


とても大切な話を打ち明けてくるほど信用してくれていて、
私も心を開いてどんな話もできて、いつも深く語り合ってしまう。


そんな彼は私にとって、いま一番近くにいる男性。


春に転勤を機に出会ってから、
外見がタイプなわけでもないのに、何故か不思議と気になっていて、
仕事を通して話す度に、ほんの少しずつ距離が近づいて、いつの間にか異性として気になっていました。


だけど、
年齢差のことが大きなネックになっていて、なかなか素直になれない私。


そんな時に、
以前からお会いしたかった霊能カウンセラーさんと、念願のセッションが実現しました。


恋愛において、あまり良いことを言われないかもしれないという不安があったので、
彼の話題は伏せておくつもりでしたが、開始直後から彼の存在が視えていらしたようで、
カウンセラーさんが仰る、容姿、職場環境、性格の特徴から、間違いなく彼だと確信していたので、
正直に状況をお伝えしながら、彼とのことをお話ししていきました。

私の不安をよそに、
彼との事を前向きに考えていくようにというアドバイスを頂き、
胸のつかえが取れた感覚をおぼえました。


セッションを通して、とても幸せな時間が流れ、心に張りつめていた糸がほどけていくのを感じ、とても晴れやかな気持ちになりました。

次に彼に会う時は、今までとは少し景色が違ってみえるかもしれない。

そう確信していました。


翌日の出張先で、
帰り次第会う約束をしていた彼にお土産を購入し、その帰りの移動中に虹を見ました。


その翌日もまた、今度は2人で虹を見ました。


2人の目の前にくっきりとした虹。


彼には言ってませんが、
私が彼に対して素直になれた事に対する、天からの祝福なのだと確信しました。


私が素直になれた事で、
少しずつ距離が縮まり、2人の関係性が変わっていくような気がしてなりません。

前回の記事の、
あの夜の出来事から、少しずつ距離が縮まっている。


彼は何でも私に打ち明けてきます。


仕事の状況や、自分の性格、恋愛や結婚観、友人、家族のこと。
現在の状況も含めて、
出会う前のこれまでの人生経験を私に話してくるのです。


彼の話から、彼がどんな人なのか、どんな人生を歩んできたのか、うかがいながらも、
彼が私に打ち明けてる姿を時々別方向から見ている自分がいます。


まるで、宇宙から自分が見守るように…


出会うまでにね、こんな事を経験してきたよって、言っているみたいに、私には映って見えるのです。

会う度に、彼が自分はこういう人間だよって教えてくれてる素直な彼の姿がとても愛おしく映るのです。


そんな彼に影響されたのか、
私は自分の生い立ちや複雑な家庭環境のことを話すのがとても苦手なので、あまり話したくなかったのですが、ふとしたきっかけで彼に話してしまいました。


私の理想とする、
ごく普通の家庭環境で、幸せに育ってきた彼には、なかなか受け入れ難い話だと思い、軽めに打ち明け多くを語らなかったのですが、
彼は私の話を全て聞いたかのように、目に涙を浮かべていました。


同情されるのがイヤだったり、変なプライドがあった私は、
当時の親友にでさえ、家庭環境のことを打ち明けられなかったり、
打ち明けても、涙なんて流した事など一度もなかったのに、
彼に打ち明けて彼の涙を見た瞬間、これまでの張り詰めた糸が切れたように、私は彼の前で泣いてしまいました。


自分でも驚きました。


私が泣いてしまった事もそうなのですが、
それよりも、多くを言わなくても彼が涙を流して、受けとめてくれた事が驚きました。


不思議なのですが、
年齢差もあり、育ってきた家庭環境も違うのに、彼とは絆のようなものを感じました。


過去世の記憶のカケラが少しずつ集められていますが、
これが全て集まったら何を思い出すのだろう?


先日の夢のあと。

たまたま同じタイミングで帰る事になった、夢の中で少年だった「連れてって」の彼。

いつもなら、ふざけた会話や業務の話を当たり前にするのですが、

その時は不思議なことに、
現在彼が悩んでいるということを話はじめました。

今の仕事に疑問を持ち始めたことと、同じタイミングで他社からお声がかかっていること。
家族、将来、やり甲斐などなど…

こんなにも大切なことを何故私に話してくれたんだろう?という思いもありましたが、

それと同時に、少なくとも私を信用してくれているんだなってことが伝わりました。

立ち話だけでは物足りなかったのか、何となく流れで彼の車に乗り、更に話が続きました。

途中ふざけた話もしましたが、本当に深いお話が続きました。


彼の車の中にいるうちに、ここがどこかも、時間をも忘れてしまうほど、
独特な空気に包まれているような感覚をおぼえました。


そう、あれは夢に見た宇宙船の中での空気感。

あの宇宙船から見えた星空と、
彼が「連れてって」と言って2人で見ていた星空が、
彼の車から見える星空に記憶のカケラとして残っているみたいでした。


彼は眠気におそわれながらも、自分の話を聞いて欲しいという思いが強く、気がつけば深夜にまでなってしました。


翌日が午後出勤の私と違って、早朝から出勤する彼を心配しつつも、

2人の空間が、あまりにも自然であり、
また必然でもあるように、帰る時もお互いに帰り難く、きっと続きもあるだろうなと強く感じていました。


夢を受けてのこの日のやりとりで、

私は私で彼との記憶を辿り、

彼は彼で無意識に私を辿る。


少しずつ思い出せるかな?

また記憶のカケラを拾い集めよう。