南京が全世界に向けて南京大虐殺犠牲者遺族の手がかりを募集―中国メディア


中国新聞網は2日、「南京が全世界に向けて南京大虐殺犠牲者遺族の手がかりを募集」と題した記事を掲載した。



侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館(南京大虐殺記念館)は2日、これまでに全世界の272世帯の計1513人が南京大虐殺犠牲者遺族として南京で登録されたと発表した。遺族の居住地は南京のほか、北京、上海、江西省、山東省、香港、米国、カナダ、デンマークなど。

最高齢は90歳、最年少は3歳。登録会場で犠牲者遺族らは「あの悲惨な歴史を決して忘れない。中国人として、多くの人に当時の歴史を知ってもらう責任と義務がある。その中から教訓を得て、2度と戦争の悲劇を繰り返さないようにしてもらいたい」と語った。

記 念館はさらに多くの遺族者名を集めるため、積極的に遺族の手がかりをつかんでいきたいとしている。先月末、南京市江寧区湯山に南京大虐殺で旧日本軍に殺害 された犠牲者が大勢いるとの情報をつかみ、記念館は1軒1軒回って計11家族、59人を犠牲者遺族として登録したという。



(編集翻訳 小豆沢紀子)