道具の使い方 | 薫風〜二胡の風にのせて〜

薫風〜二胡の風にのせて〜

京都の二胡弾き、紫苑(しおん)です。
ソロ活動の他、アコースティックユニットの編成で活動してします。
二胡×鍵盤『朱音』
二胡×二胡『nicol』

先日、仕事帰りにお気に入りのお店で食事をしました。
外食するのは誰かと一緒の時が多いですけど、実は私、お一人様な時間も好きなんです。
特にお気に入りのお店には、むしろ一人で行きたい(笑)

一人で行きたいお店なので店名は伏せます(笑)が、この盛り合わせプレート、手前のパプリカの…マリネ❓…なんて、とぅるんとぅるん。甘味が引き立っているし、菜の花はしっかり味が滲みてるのにシャキっと食感が残ってるラブ
これで1000円。ハイネケンの生を合わせても1500円。
お安い〜爆笑

不器用な私はフォークよりお箸派なので、自由に食べて良い場所ではお箸で食べます。

で、ふと、その日の出勤前に見た情報番組で取り上げられていた
「Twitterに息子の写真をアップしたらバズった」というお話を思い出しました。
アップされた息子さんのお箸の持ち方が変わっていたんです。
多分、親御さんはそれを見せるつもりで投稿した訳ではないと思うんですけど。
Twitterでは「みっともない」「矯正すべき」というような意見と、「本人が食べ易いならそれでいい」「誰にも迷惑かけないから構わない」というような意見があったそうです。

お箸って、食べるための「道具」ですよね。
道具には「使い方」があります。
私は、道具が役割を果たす為に効率的な使い方があって、それが「基本」だと思っています。
お箸が上手く使えない人は、道具が役割を果たせていないということなので、もし一般的ではない変わった持ち方をしているのであれば、一度基本的な持ち方で練習してみたら良いと思います。
それでダメなら、力の入れ方を変えるとか、少しずつ指の位置を変えるとかして、上手く使える方法を探れば良いと思います。
だって、骨格や筋肉の付きかた、腱の発達具合とかって、人それぞれだし。
一般的な「基本」が全ての人にとって合っているとは限らないと思います。

ただですね…。

きちんと(効率的に)道具を使えている人をよ〜く観察してみると、所作美しいと思いませんか?
何となく、その辺に答えがあるような気がするんですよね。

二胡は音を奏でるための道具です。
私は最初の2年間くらいは郷里にあった二胡教室で中国人の老師に習いましたが、その後京都に移住して、色々事情があって今までほぼ独学。
かれこれ14年くらいでしょうか。
おかげで、変なクセがつきまくりです(苦笑)

↓3年前の演奏。紫苑のオリジナル曲『薫風』

弓は中央から先の方しか使えていません。
それだけでも、まったく効率的じゃないですよね汗
運弓は楽器に対して平行になってないし。
弓を持つ腕の肘が上がって脇が開いたまま。
だから動きが硬い。
つまり…

美しくない

です。。。はい。。。ショボーン

そして↓1年前の演奏。

少なくとも3年前よりは、脇が閉まって弓が安定したように見え、所作が若干美しくなった…ような…気がするよねはてなマーク
まだまだ硬いですがねあせる
お喋りも緊張してるから、そのせいということにしておきましょ口笛

何度か単発的に二胡教室のレッスンを受講したことがありますが、どの先生も「基本を教えることはできるけれども、自分に合う感覚を掴むまでとにかく弾くこと」というようなことを仰っていました。

基本は大事。
その上で美しさを追求していくと、自分に合ったフォーム、スタイルが見つかるんじゃないかなぁはてなマークと思いますウインク
野球のピッチングフォーム、バッティングフォームも同じじゃないかな。

あなたのお箸の持ち方、美しいですかはてなマーク