6月も後半に入って
生徒様のレッスンを記録している手帳が
7月から新しくなるので
いろいろと準備をしています。



今回も、とある生徒様からの質問。

なぜ音がバーンと出ないの?
響くってどういうこと?

どうやら、響くとは
『音量が大きい』
と思っていらしたようです。

以前のお教室では
音を大きくしないと
聞こえなかったので…と。

なので、日頃の練習では
一生懸命に大きな音を出すことに
集中していたそうです。

まるで、無駄にたくさんの力を使って
身体を痛めそうな感じでした。

一番わかりやすいのは
先ずは、弦がしっかり振動すること。
二胡の木も、皮も、弦も、
竿を持つ左手も指も、
ブルブル振動することです。
音が大きい、小さいは関係ありません。と、
実際に音で確認していただきました。

この響きは、残念ながら
実際の音に勝るもの無しで
機械的に処理されていると
わかりにくくなります。

きれいなハーモニーを奏でた時の
倍音もそうですね(^^)

機会があれば、
マイクを通さないコンサートや
レッスンの時に、先生にお願いして
響きを聴いてみてください。

身体にブルブル振動が来ますよ。

話を戻して。
必死に出した音ばかりでしたので
雑音だらけの二胡に…。

確かに、響きと雑音は紙一重。
この見極めは練習以外には
手に入れられないものです。

二胡ちゃんも必死です。
必死な状態では、とても歌は歌えません。
お互いがラクになって
気持ちよく歌えたら
きっときれいに響きますよ♪
とお話したら、
しばらくして雑音は減り始めました。

もちろん生徒様にも笑顔が戻ってきました。

今ではすっかり雑音も無くなり
もっとラクにならないかしらね?と
逆に一生懸命になっていらっしゃる様子。

ご自身が気持ちのいい時にこそ
二胡と共に歌を奏で
きれいな響きが生まれてきます。

是非リラックスして
ご自身で体感して
響く音を奏でてくださいね。

皆様にも、
素敵な響きのある音が
楽しく奏でられますように。