人生にはいくつもの節目があります。

その節目の設定を、しっかりと設定をしておくと高いところに行ける。

 

最近では、大谷翔平選手のノートが有名になりました。

人生設計を書いてみる。

そして、それを実現するための努力をしていく。

達成できなければ、努力を増やす。

達成できても、努力はするが、そのテンポは少しだけ緩やかになる。

(努力の継続は当たり前という発想だと思います。)

 

歯を丁寧に磨けば、虫歯にならない。当然です。

生活のルーティンを決めるというと、堅苦しいですが、

生活の必要な部分は、リズムにしてしまう。

 

生徒さんにそういう話をします。

 

以前、SAPIXの後輩の先生が、授業中、生徒に、

先生「毎日、歯を磨く人!」

生徒「はーい!」

先生「毎日、お風呂に入る人!」

生徒「はーい!」

先生「毎日、勉強する人!」

生徒「え??はい。。。」

先生「1日の行動ルールの中に、歯磨きがあって、お風呂があって、勉強がない?だから、君たちは上から3番目のクラスなんです。1番上のクラスの生徒は「はーい」って返事をするよ。それが習慣だ。クラスをあげるのは大変かもしれないけど、上の子たちがやっている習慣を、自分の習慣にできたら、志望校に合格できるよ。」

という話をしていました。もう20年以上前ですが。

 

そのときの努力に、計画性がないから、成績が上がらない。

 

勉強に限ったことではないですが、「戦略」と「戦術」が必要なんです。

詳しく考えると大変なことになるので、簡単に

「戦略」は「方向性」

「戦術」は「具体的な行動」で良いと思います。

 

簡単に、各科目を考えていくと、

 

蓄積を必要とする科目は、「国語」です。(「英語」も)

国語・英語に関する蓄積は1本道です。

なので、苦手とする前に、対処する必要があります。

苦手になってから対処をすると、大きな労力が必要となってしまいます。

 

数学には2本の蓄積があります。

昔の言葉で言うと「代数(計算)」と「幾何(図形)」です。

それぞれに蓄積が必要なのですが、以外と図形の蓄積に難のある生徒さんが多いです。

よく言われる、「先生が「補助線はここに引きます!」って言うけど、それがわからないから解けないんじゃん」は、

蓄積がないから、わからないんです。

先生が天才!というケースはありえない(すみません。)ので、補助線は簡単に理解できるものなのです。

 

理科と社会は楽勝です。

理科には「物理」「化学」「生物」「地学」。

社会には「地理」「歴史」「公民(古い言葉ですが、便利なので使います)」。

どれか、できるようになれば、いい!と思えば気が楽です。

本当は、それぞれには関連性があるのですが、それが見えるようになるには、

相当の勉強が必要です。

が、理科と社会は、理解できると、日常生活が楽しくなってきます。

 

そのため、この3種類の勉強をこなしていくため、3つの戦術と戦略が必要なのです。

 

それを客観的に把握している先生が少ないので、

生徒さんは、「得意科目は○○で、苦手科目は○○です!!!」という、

意味不明な発言をするようになります。

 

あたらしく、勉強プランナーみたいな職業が生まれたら、

学校の勉強は恐ろしく、簡単になるのになあと思う、今日この頃です。