受験業界で30年、覇権を持つっていうのは本当に大変だなあと思います。

僕が中学受験をしたときは、四谷大塚さんの全盛期でした。

平日は地方の準拠塾に通って、休日は都内に通う。みたいな。

 

紺の表紙の予習シリーズは今でも僕の宝物です。

本当に洗練されていない時代で、

授業を聞いて、出来るようになった子が勝ち。

わからない子はさようなら。みたいな気分のした時代でした。

 

大学受験も大教室に閉じ込められ、

なぜか先生がビールを一気飲みしてから授業をするという衝撃的光景。

当時は許されていた。という方もいますが、

それがいやで通ってなかった僕みたいな生徒もいたわけで、

本当に、ベビーブームという言葉にだまされた

一過性の需要にあぐらをかいていた業界だなあと思うのです。

 

今の僕からすると、早慶コースなんて名前が当たり前のようにつかわれていて。

早稲田と慶應は、入試問題の質が全然違うのに、

1つのコースで授業が行えるという、

消費者側の無知に便乗した商法だったなあと思うのです。

今でも同じようなことをやっている塾さんは多いのかもしれません。

 

生徒さんは、人気のある塾に大挙して押し寄せる。

塾に通っていることがステータスになり、

合格発表の当日まで、自分が戦力側だったのか、お客様側だったのか、

気がつかない。

そんな時代でした。

 

今でも、いわゆる大手さんは似たような状況かもしれないです。

 

私みたいなちっぽけな塾に生徒さんが通ってくれている理由は、

そのシステムに乗っからなければ、「一発逆転が可能である。」ということを

肌で感じてくれているから。だと思います。

 

当たり前ですが、各塾のトップクラスの生徒さんが20人いたとして、

順位が1~20位までつきます。

テストが行われる以上、順位をつけることは善か悪かといった議論とは切り離して、

勝手に順位が確定します。

では、その順位を、まぐれではなく確実に上げるためにはどうするのか。

同じクラスで、同じ授業を受けて、同じ宿題をやっている限り順位は変わりません。

ひどい場合は、これまでの人生で勉強をしてきた量の蓄積で順位が固定します。

 

で、一般的には、その順位通り、合格者が輩出されていきます。
開成の合格者が50人の塾で、自分の順位が51位の場合、

システムがしっかりと機能していれば、不合格であることは確定します。

ただ、物事には、イレギュラーということが起こるので、

55位でも合格することはあり得ます。

逆に言えば、5位でも落ちることはあり得るのです。

でも、繰り返しますが、しっかりしている塾であればあるほど、

システムがはっきりとしているので、順位通りに合格者がでます。

そうでなければ、塾の指導自体が崩壊してしまうからです。

 

でも、私みたいなちっぽけな塾から、合格者がでるのはなぜか。

 

それは、大手さんで、合格者の割合が100%になることはなくて、

まだ、隙間があるからです。

 

その隙間を正確に狙えば、第一志望の学校に合格することは可能です。

そのためには、最初に書いた、早慶コースなんて、

大手の塾さんがやるようなシステムは採用しません。

なので、普通の親御さんは、大手さんに通うのだと思います。

 

そのなかで、うちに通ってくれるご家庭は、

本当に私の説明を理解してくださっていて感謝です。

 

学校には、カラーがあります。

自分の色に学校が染まってくれることはありません。

逆です。

学校の色に自分が染まっていくのです。

 

そのため、35年も塾の先生をやっていると、

大人の方とお会いしただけで、早稲田出身か慶應出身かはわかります。

逆に言うと、その学校に向いている子を合格させるのは楽ですが、

向いていない子を合格させるのは、まあまあ難しいのです。

 

その部分を丁寧に説明をさせていただいて、わかってくださると、

私も非常に機動的に授業ができるため、

かみ合うと本当にお互いが楽になります。

 

ちょっと話がそれました。

何が言いたいか。

大手塾さんに通っていて、思うように順位が上がらない場合は、

ぜひとも、ご相談ください。

そのままでも、合格できるところまで行くか、

それとも、違う方法を選択するべきか。

アドバイスができると思います。

 

自分に合う学校はどんな学校か、知りたくないですか??

その一方で、住めば都。的な子もたくさんいます。

朱に交わって赤くなれる子です。

そのような子は、どこの学校に進学しても大丈夫だとは思いますが、

将来の希望を持ったときに、その学校で大丈夫なのか。という問題があります。

私の判断も100%ではないことは経験で知っています。
私と、保護者と、お子様とで、真剣に話し合うことで、

方向性が明確になっていくということがあると思います。

 

ご興味を持たれた方は、ぜひ、お気軽にご連絡をください。

 

http://www.e-revolution.jp