算数・数学がわからない。難しい。とおっしゃっている生徒さんは
とても多く見かけます。
どこでわからなくなっているかを分析すると意外と簡単にできるようになるのです。
算数・数学ができるようになるための最大公約数的な要素を紹介していきます。
勉強は、体力や病気と同じで個体差が当然あります。
なので、比較的、共通する人が多い。と言う部分について、書いてみます。
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前の学年の内容が理解できていない。
算数・数学は、知識の蓄積科目です。
他の科目と比べても圧倒的に積み重ねが重要な科目です。
社会は、歴史が苦手でも、地理ができればなんとかなりますが、
算数・数学は、そうはいきません。
なので、どこが理解できていないのかを疑う必要があります。
「たし算の変形が、かけ算」
→たし算とかけ算の関係性が理解できているかどうか。
「わり算の基本ルールが理解できているか」
→わる数とあまりの関係
→わり算の各数字の単位
「約数、公約数、最大公約数、倍数、公倍数、最小公倍数の理解」
→完全な理解を疎かにして、なんとなく解いている子が多いです。
→なぜ、時計は60進法なのか。など、知っておくことが必要です。
「分数と小数の入れ替え」
→分数と小数の四則計算は、どっちで解くのが楽か、判断できるか。
「三角形・四角形の性質を言えるか」
→四角形・台形・平行四辺形・ひし形・長方形・正方形の特徴
「基本公式は全て暗記できているか」
→円の面積、円周の長さ、三角形の面積などなど
こういった項目が、算数・数学には、たくさんあります。
この項目のどれが理解できていて、どれが理解できていないのか、
そこを正確に理解すると、簡単にできるようになってしまうのです。
算数・数学は、センス!
と思っている方を多く見かけますが、
正直なところ、教科書や偏差値70(各学年の標準的な偏差値)くらいまでは、
センスではなく、パターンと理解です。
まずは、ここに挙げた5項目が理解できているか、
試してみると良いと思います。