キー・ホエルン山頂にて、テキウスによるロット・フレールの再構成が引き続き行われていた。

まばゆい閃光のなかに、その白さを凌駕する細長さ。

 

 

 

 

ゴォォォォォォォォォォォォォァァァァァァァ

 

 

 

 

空間に亀裂したそれは、周囲のソールの輝きを、無限に吸うがごとく、貪欲に見えた。

 

 

テキウス

「・・・・・・」

 

 

テキウスはその左の掌を振りかざし、その挙動を探っていた。

 

軌道線を集密させ、輪郭をほのめかしたといえど、未だ、ロット・フレールが実体化したわけではない。

 

ここから、自らのソールを爆発させ、そのすべてをロット・フレールの輪郭形成に充填させなければならない。

 

 

自分に、それができるのか・・・・・。

 

 

とは、テキウスは思わなかった。

彼の強靭な意志は、自身の限界を思う前に、ロット・フレールの再構成までに必要な手順を先見させた。

 

彼の目から見て、ロット・フレールは細長い、片手大剣であった。

 

その刃の輪郭を高い硬度で安定させるためには、今の自分には爆発的ソールによるよりも、放出量の多いソールを複数ぶつけ合い、その衝撃でもって、爆発と同じ衝撃を等価させるのが最上だと判断した。

 

テキウスは自身が、ソールの爆発量において、セインには一歩譲ることを知っていた。

だが、その放出量は、誰よりも上位であり、追随を許さない。

 

それらを効果的にぶつけ合えば・・・・・。

 

 

自身のソール同士を弾け合わせる。

 

 

 

 

ツバァァ、クバァァァッ、ジュバァァッ

 

 

 

 

無数のソール球により産み出される、球形爆発。