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テキウスは、キー・ホエルンの最高頂に不時着し、ロット・フレールが現れるであろう、その立地を頭に入れていた。
テキウス
「・・・・・ハウミ、聞こえるか?」
手の甲の水晶甲体より、通信回線を開いた。
ハウミ
「ええ、なんとか。」
ハウミは、最高度のコンピュータの一角をハックするために、余念がない。
そのことが、テキウスにも伝わった。
彼は待つのみなので、口がいくらでも開けてくる。
テキウス
「キー・ホエルンに予想通り、ロット・フレールの“軌道”を感じる。
やはり、天然の最高度にある確率が高いというのは本当のようだ。
その気になれば、僕の方でも、“軌道”を起してみる
。
気楽にやれよ。」
ハウミに声がけしているようで、テキウスは本気で、単独でロット・フレールを再構成することを考えてもいた。
彼は、それだけの膨大なソールを、持ち合わせているのである。
語気から、ハウミにもそのことが伝わった。
ハウミ
「・・・・むかつく。」
テキウス
「は?」
不意の一言であった。