ハルキ
「・・・・ふう。
しゃぁねぇな、おっさん達、こいつは黙りだしたら、埒があかん。
今日はこれくらいにしようや。
・・・・それに、一応、結論は出ているようだしな。」
幹部
「・・・・了解した。
だが、セイン君、覚えていてくれたまえ。
我々はバート氏の推薦があったとはいえ、世界選手権での君の戦いぶりや、先日の結界破り、そして、今回の君の言を高く評価している。
・・・・君が望むなら、それなりの待遇を約束するつもりだ。」
セイン
「・・・・ありがとうございます。
私ごときには、もったいない限りです。」
前かがみになり、正視できないセイン。
未だに、自分の存在の根拠に対して、確信がもてない。
そのたびにキーアが脳裏によぎる。
ハルキ
「んじゃぁ、セイン、オレらは抜けようぜ。
あと、オレもバート氏の弟だってことちょっとは覚えとけよ
おっさんどもよ。」
幹部
「君が、バート氏の後を背負いたいというのなら、止めはしないがね。
ただし、国民の前では上品な言葉を使うという条件付きだが。」
ハルキ
「へ! 美女を脇にでも侍らせてくれなきゃ無理だな!
行こうぜ、セイン!」
そうして、二人は幹部会を後にした。
後日、バートの国葬の宣言、今後、暫定的な合議による決議体制、そして、徐々に異大陸の元老の脅威を流す等、ほぼ、セインの言に近い形が採用される旨が届いた。
大陸の、新体制が発足したのである。