ハウミ
「・・・・その件なんだけど、
エザーヌの魔法鉱石もある程度確保していることだし、
なんとかならないか、創造部に掛け合ってみたの。」
テキウス
「どうだった?」
聞いてみて、改めて、テキウスはハウミという女性の行動力に驚いた。
ハウミ
「・・・・・幾分、魔法鉱石については未知のこともあるみたいだから、時間がかかるって。」
裏を返せば、時間をとれば何とかなるかもしれないということだった。
テキウス
「ほんとか! ハウミ!!!」
色白の肌を今までになく紅張させているテキウス。
ハウミ
「ええ・・・、まだ、なんとも言えないけど・・・・・。」
そう言いながら、ハウミの目端にも笑顔の跡が。
ハウミは自室に引きこもるテキウスをただ、黙って見ていたわけでも、それに対して、不満を吐露すべくもなく、何か自分にできることはないかを、考えていたのである。
あの光景を見たのは、テキウスだけではなかったから。