エレスとメインタワーに行ってから一週間後。
キーアが国防機構勤務を辞めた。
突然の事態である。
ハルキに聞いてみても「知らねぇ」、
エレスに聞こうと思ったが、聞くに聞けなかった。
いつもいた存在がいない空虚感
いつもの赤茶色の髪がいない。
いつもの細い声が聞こえない。
いつもの背の低い人がいない。
いつも、真新しさを互いに感じた人がいない。
いつもの一重の細い目の人がいない。
いつも、セインと似ていた間がない。
いつも、彼のことを気遣ってくれた存在がいない
無性に、さみしくなった。