一般的なのは、
アラビア語で
「おばあさん」を意味する
“jaddah”から転じたという説。
人類の祖イブの墓※が
ジェッダにあるという
伝説に基づいています。
商人の集まるジェッダは
「アラビアのパリ」
とも表現されます。
かつて城壁に囲まれ、
現在も当時の門が残る
にぎやかな旧市街に
その面影が残っていますが、
巨大な都市へと発展した
今のジェッダには
ちょっと言い過ぎという
気がしないでもないです。
それより「紅海の花嫁」
という呼び方のほうが
この町らしいでしょう。
紅海は、
その名のとおり
太陽が沈む瞬間
真っ赤に染まります。
清らかに澄みきった紅海の水は
ダイビングにも最適で、
ジェッダを含む
紅海沿岸の町は
ダイビングの基地として、
また保養地としても有名です。
※天空をも貫くおつもり？
1,000m越えの
ハイパービルディング
「ジッダ・タワー」
が2020年に完成予定
（サウジアラビア）
http://a.excite.co.jp/News/odd/20160104/Karapaia_52208545.html
※サウジアラビア・世界一１０００ｍ超高層ビル、
建設業者が決定
http://toolbiru.web.fc2.com/topic/top-13.03.10.html
■イヴ
旧約聖書において、
人（アダム）の妻として
彼の肋骨から神が創造した女性に、
人（アダム）が付けた名。
なお、
キリスト教新共同訳聖書
並びに口語訳聖書においては
「エバ」と表記されている
女性の名の異称です。
ユダヤ教、
キリスト教、
イスラム教で
重要な人物
とされています。
彼女は蛇の誘惑に負け、
神の命令に逆らって
善悪を知る木の果実を
アダムとともに
食べてしまいました。
その結果、
彼女達は
エデンの園を追放され、
原罪を受けました。
イヴという名前は、
「呼吸をする」という意味の
chavah（ハヴァ）や
「生きる」という意味の
chayah（ハヤー）
に由来します。
彼女の名前は、
エバとして、
旧約聖書に2度、
新約聖書に2度、
カトリック教会と正教会の
旧約聖書続編（または第二正典）
に1度しか登場していません。
■イヴの墓
サウジアラビアの
ジッダにある
イヴの墓です。
イスラム教の教義では
イヴが埋葬されている
場所とされています。
キリスト教やユダヤ教では
イヴの墓を認めていないため
イスラム教独自の物です。
イブの墓を拝礼する巡礼者
が後を絶たないことが
イスラム教ワッハーブ派
では禁止されている
聖人崇拝になっていると
問題視され、
1975年に
政府の宗教当局によって
コンクリートで覆われてしまい、
現在では見ることは出来きません。