『 傲慢と善良 』
著:辻村深月 発行所:朝日新聞出版
2022年9月30日 第1刷 P504
架(かける)と真実(まみ)は付き合って2年になる。
最近 真実がストーカーに怯えていた事も手伝って
架は真実にプロポーズ。
結婚式の日取りも決まり順調なはずだった。
なのに真実が失踪した。
架はストーカー絡みではないかと警察に届ける。
しかし失踪だけでは捜査もしてくれない。
そこで架は
独自の捜査で真実を探し出そうとする。
映画 『 傲慢と善良 』 が
9月27日(金) 公開と知り
それまでに原作を読みたいと思い読みました。
辻村さんの描く世界観に圧倒されました。
まさか そんな展開になるとは。
架の気持ちも 真実の気持ちも
その周りの人たちの行動も
あぁ~いるいる いるよねぇ。
って言うくらい よく伝わって来る作品でした。
とくに 真実の母親の行動や言動
あるよねぇ。 って 何度うなづいたことか。
読んでて みんないろいろ思う事はあると思います。
でも 自分がどの人物に似ているかというよりも
どの人物にも すこしずつ自分が似ている部分があり
この人に という肩入れをして読む感じでは無かったです。
ラストまで一気に読める本でした。
映画化でどういう風に描いてくれているのか楽しみです。
ちなみに
架は藤ヶ谷太輔さん 真実は奈緒さんが 演じています。