23年間土蔵に閉じ込められた少女 | マコリーヌのいつみても波瀾爆笑\( ̄▽ ̄)/

23年間土蔵に閉じ込められた少女

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手塚治虫の漫画 「奇(あやこ)子」 を紹介しま~す。


話が長くなるので登場する一族の名前のみにしますね。

興味があるひとは読んでみてください。(ブログ読んだ時点でネタバレですが・・・)


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かんたんなあらすじ


昭和24年、戦争から復員した天外仁朗はGHQの工作員になっていた。


ある時、命令で共産主義者の男の殺人(通称 淀山事件)に関与する。その男は、自分の妹の天外志子の恋人であった。


さらに事件関与後、血のついたシャツを仁朗が洗っているとき、知恵遅れの少女お涼と、自分の父親と兄の嫁との間にできた少女 奇子がそれを見てしまう。


仁朗はお涼を口封じのため殺し逃亡する。


奇子は一族の体面のために急性肺炎で死亡したことにされ、天外家の土蔵の地下室に幽閉されたまま育てられるが…




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天外仁朗(てんげ じろう)


東北地方の大地主 天外家の次男。


GHQから命令を受け、民進党の江野正殺害に関与する。事件後、逃亡中に偶然知り合った男と共に朝鮮戦争の特需をきっかけに裏社会で名を上げ、“祐天寺富夫(ゆうてんじとみお)”と名を変える。彼と共に暴力団「桜辰会」を設立し、それを政界に影響力を及ぼすまでに成長させる。


自分のために奇子がとじこめられるきっかけを作ってしまったことを悔やんでいる。




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天外奇子(てんげ あやこ)



表向きは天外家の次女だが、実際は作右衛門が長男の嫁であるすえに産ませた私生児。


幼少時代に仁朗の罪を目撃したために、仁朗が警察に捕まり天外家の名前に傷がつくことを恐れた親族から死亡したことにして土蔵の地下室に幽閉され、23年間の時を過ごす。





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天外作右衛門(てんげ さくえもん)



天外家の傲慢、不遜、放蕩、淫乱、マキャヴェリストな当主。


すえとの間に生まれた奇子を溺愛している。


奇子を蔵の外へ出してやろうとしていたが、後に脳卒中を起こし、数年間植物状態となった後亡くなる。





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天外志子(てんげ なおこ)



仁朗の妹。


GHQに殺害された江野の恋人だが、この事件に兄が関わっていることを知らない。


父に共産党のかかわりを疑われて勘当されたために唯一一族を客観視できる天外家の長女。




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天外伺朗(てんげ しろう)



天外家の三男。


仁朗の犯罪を告発しようとするなど、天外家では強い正義感の持ち主。


奇子にも何かと世話を焼いており、彼女を助けようとしていたが、後に成長した奇子と近親相姦を交わしてしまう。





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天外市郎(てんげ いちろう)




仁朗の兄。日和見主義な天外家の長男で父の衰えに乗じて天外家の実権を掌握する。


天外家の遺産を相続する事と引き換えに作右衛門にすえを渡したが、その約束は破られる事となる。





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天外すえ(てんげすえ)


市郎の嫁。

実は奇子の母親だが、戸籍的には義理の姉となっている。

後に舅の作右衛門の遺産金を引き継ぐが夫の市郎によって殺害される。



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天外ゐば(てんげ いば)


滅私奉公型貞女的な性格で、夫や長男に従順な作右衛門の妻。




23年の時を経て、奇子は土蔵の外へ出る。


死んだことになっているので、土蔵ではなんの教育もうけずに育ったので、30近くても頭は子供のまま。


ひょんなことから仁朗の元へいくのだが・・・




衝撃の結末が待ってます!!





新潟でもこういう監禁(これは監禁ではありませんが)事件ありました。


膨大な年月は人をどう変えるのか。



豪華版全2巻です。



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