
いま準備をしている映画は、禅宗の曹洞宗という宗派の話なんですが、、
この曹洞宗という宗派、
坐禅はもちろんのこと、日常の作法や食事の仕方、寝方や歯の磨き方から寝かた、トイレの仕方に至るまで、ぜーんぶあらゆる事の作法が細かく決まっているのです。。
さらに映画の話の舞台はいまからさかのぼる事約800年前の鎌倉時代。。
なので現在とはまた違ったであろう、当時の作法を、曹洞宗の研究者の方と検証しながら手探りの準備をしているここ最近です。
で、きょうはその検証の結果を経て、実際に修行僧の方々にお集まり頂き、映画の主要なシーンごとにそのシュミレーションを行いました。
結果……
思ってた以上に大変な事になりそうです。。
初めてその作法や立ち振る舞いを見させて頂いたのですが、まず作法の決まり事がおおい…多すぎる…
例えば食事の作法。
合図があったら、合掌低頭をして正面を向く→応量器(うつわ)を額の高さに上げるおく→合掌→器を包んでいる布を解く→上を開き、下を開く。下の布を折り込んで、三角形を作っていく。左、右と同様にする→器を小さいものから順番に音を立てないように並べる→左手ではし袋を取り、それを胸に当てて、はしを引き出す(この時、右手の親指は上)→手を返すようにして、はし先が右を向くように汁椀の手前に置く→次に「せつ」と呼ばれる黒い棒(せつ)を取り出す。親指は下向きでetc………
きりがないのでこの辺で…
ちなみにここまでやって、まだお皿すら並べきれてないです…
それを修行僧の方は鮮やかに、流れるような動きで、3人並んでやっても、みんな同じ動きで、しかも自然とシンクロするんです。。
修行僧の作法は、一朝一夕にできるもんじゃなく、何年、何十年もやってきて、体に染み付いたものだからこそなんでしょう。
しかし…
これはヤバい…
役者さんはそうとう大変だ……
修行をする日を2日ほど設けていたのですが、そんな2日でできるほど甘いもんじゃありませんでした。。
ちょっと対策を練らなきゃ。。はぁ…