昨日は、
ときどき参加して勉強をさせていただいている
LGBTの団体、
NPO法人Japan GID Friendsのフォーラムに
参加させていただきました。

フォーラムは3本立てでしたが、
その中で
シンガーソングライターのERENAさん
ご自分で作った歌を歌ってくださった
1時間のステージが
本当に心に残るものとなりましたので、
ぜひシェアさせてください。



ERENAさんは生まれたときは男の子。
そして今は体も戸籍も女性となって
活躍されています。

いわゆる性別違和/性同一性障がい
苦しみを体験された方です。

このステージでは、
小さな頃から自分の性について
どのように受け止めてきたのか、

初恋や10代の頃の恋愛の思い出、

女の子の服やアクセサリーばかりに
目がいった体験や、

それをどう自分で
やり過ごしたのか、

初めて女性の服を着て外出できたときの
幸せな気分のこと、

年齢に沿ってお話くださり、
そしてそのエピソードを歌にしたものを
歌ってくださる

という形で進んでいきました。

当時のERENAさんの思いが
まっすぐ伝わってきて、涙が止まりませんでした。

その中でERENAさんのお許しをいただいて
私がとくに心が動いた曲の
歌詞をご紹介させていただきたいと思います。

**********************

「うれしいこと」
lyric & music by ERENA

- - - - -

私がうれしいこと
風にスカートがなびくこと
私がうれしいこと
女性だけに配ってるティッシュがもらえること

私がうれしいこと
「彼」じゃなくて「彼女」と呼ばれること
私がうれしいこと
ヒールの靴がコツコツと音が鳴ること

こうなればいいなとずっと思ってた
気がつけば なりたい私になってた

すべてのことがただうれしくて
憧れてた こんな毎日

私がうれしいこと
レディスディに映画を観れること
私がうれしいこと
女性専用車に堂々と乗れること

私がうれしいこと
毎日 メイクを楽しめること
私がうれしいこと
好きなものを好きだと言えるようになったこと

「嬉しい」という字は 女が喜ぶと書く
私には深い意味に思える

すべてのことが ただうれしくて
私はまた 鏡を見る

この命が燃え尽き 空に帰る時には
生まれてよかったと 楽しかったと
笑えたらいいね

この命が燃え尽き 空に帰る時には
生まれてよかったと 楽しかったと
笑えたらいいね

すべてのことが ただうれしくて
憧れてた こんな毎日

すべてがただ うれしくて

**********************

ERENAさんは、10代後半で
「自分は女の子になりたいらしい・・・」と
自分の思いを認識しはじめ、
30代が終わる頃に
初めて「性同一性障がい」という言葉に
出会い、それまでの人生の中で心に湧いていた
すべての点が一本の線につながったような
気持ちを味わいます。
そこから性別を変えるために
カウンセリングスタート、
手術を受け、戸籍を変えました。
気づき始めてから20年以上の年月が
たっていました。

ERENAさんは
こんな風におっしゃっていました。

「私は性同一性障害は
ギフトだったと思ってます。
だって、女の子であることを
こんなに楽しめてうれしいと思えるから!
そして、こんな歌は私しか作れないから!」


その言葉の通り、
そして、この歌の歌詞の通り、
ERENAさんは、今
自分が女性として行動できていることが
とにかく嬉しいって。

通販で買わなくても
かわいいアクセサリーを店先で
手にとって見て
お買い物ができるのが嬉しい!

着たい服を着られるのが嬉しい!

メイクができるのが嬉しい!

毎日がほんっとうに
嬉しいことだらけなんですって。

女の子になりたいけど
絶対なれないと
思っていた。

そんな時期があったから、
なれた今、
女の子であることが
こんなに幸せに思えると
思うって。

私が当たり前だと思って
日々していることを、

ERENAさんは
大きな喜びをもって
それを満喫しているのか・・・

ERENAさんの言葉を
そのまま受け止めてから
しばらくして、ふと思ったんです。

日々流れていって
普段は思い出すこともしなくなったけれど、
実は過去の私が頑張って
手に入れることができた
本当は「すごく嬉しいこと」
私もあったんじゃないかな、って。

歌詞に当てはめて
考えてみたくなったんです。

でね、やってみたらね・・・

意外とも思えることが
出てきましたよ!

「私がうれしいこと・・・」って
考え始めたら、出てきたのが

「ダンナちゃんと毎日会えること」

「いってらっしゃいとおかえりを
 玄関で伝えられること」

「好きな服を着て仕事ができること」

「好きな髪型と好きな髪の色にできること」

「その日の気分に合わせたアクセサリーを
 身につけて仕事ができること」

「堂々とアカペラの活動ができること」


関西にダンナちゃんを置いて
東京で仕事していた時期がありました。

服装規定が厳しい職場で仕事をしていた
時期がありました。

残業も多すぎて、
休みにはダンナちゃんと一緒に過ごす時間を
確保するためにアカペラを諦めていた時期が
ありました。

頑張っていたつもりだったけれど、
頭で納得してやっていたつもりだったけど、
すごく大事なことに目をつぶって
頑張っていたのかもしれない。


今は、これらのことができている。

なんて幸せなんだ!

と思ったの。

あぁ、そうか、
これが私の大事にしたいことなんだって
思ったの。

当たり前のことを当たり前とは思わず
すごく幸せだと思っている
ERENAさんの音楽を通して、

自分の大事なことを
改めて気づくことができました。

そして、それをちゃんと取り戻した
自分にグッジョブと言いたくなりました。

ERENAさん、大事なことを
気づかせてくださって
本当にありがとうございました!



ERENAさんの歌の歌詞に当てはめてみるだけです。
どんな「うれしいこと」が出てくるか、
見てみませんか?

とてつもない幸せを味わえるかもしれません。

♪♪♪♪♪♪

次回の

「長女のランチ会」

10/14の開催です!
ご予約受付開始しました。
http://www.reservestock.jp/events/84738




***現在、利波直子のコーチング・セッションを
     モニター料金でご提供中*****


「うれしいこと」気づいたら、
もっともっと隠れている

本当はできたらうれしいことも
見つかるかもしれません。

そんなときには、
「無理かも」の枠をはずして
考えてみることをしてみませんか?

一人では難しいけれど、
コーチングのアプローチで関わると
それができたりするのです!

初回のオリエンテーション・セッションは無料です。

↓↓↓↓

モニター・セッション料金を
10名様にプレゼントさせていただくことに
決めました。
残り8名様ですよ♪

(上の文章をクリックすると詳細が見られます)


メルマガ
「長女のミカタからのほっとするお手紙」

お届けしています。
http://www.reservestock.jp/subscribe/27664