こんにちは、
長女のミカタで転機コーチの
となみなおこ
です。

前の記事で書きました
Japan GID friends主催の
コーヒーアワーでは、
いくつか具体的に
性別違和の方が困ること、
難しさを感じることについて
教えていただきました。

「性別 ( 男 ・ 女 )」

このようによく見る記入欄。

性別違和の方々は、

どちらに丸をつければいいのか・・・
私はどちらにも当てはまらない・・・


と悩まれるのです。

「男子トイレ」
「女子トイレ」




性別が一般女性の私は、
どちらに入るべきかなんて
悩んだことはありません。

でも、たとえばFtMの方は、
体は女性であったとしても、
気持ちとしては
異性のトイレに入るようなもの。
例えば私なら
男子トイレに入るような感覚。

手術をして戸籍を変えたあとも、
FtMの方が男子トイレに入ることも
なんとなく違和感があるようです。

トイレについての違和感を
感じたことがない者からすれば、
話してくださって初めて、
知れること。

このような機会はやはり
とても貴重だと思いました。

ある大手百貨店さん、
以前は男子トイレ、女子トイレの間に、
誰でも使える「多目的トイレ」があったんですって。
だから、あそこは安心していけるところだと
思われていた。

でも、あるとき改装をして綺麗になったら・・・

なんと、多目的トイレを
それぞれの男子トイレと女子トイレの
入り口入ってからのところに、
入れてしまったんですって。

・・・残念・・・っ!!!

当事者の方やその周りの方にしたら、
すごくがっかりすることだったそうです。

このトイレ問題は、
体調管理に差し支えがあるほど切実な問題で、
以前は外出時にはほとんど水分を取らないようにしていた、
というようなお話も。

アメリカなどでは、
性別は問いませんということがわかる
マークをつけたトイレも多いようですし、
日本でも
「みんなのトイレ」という名前にして
誰が使ってもいいことが伝わるネーミングに
しているところもあるそう。

この百貨店さんのトイレの話は、

完全なる無知の産物
だと思います。

その百貨店さんも
悪意があってのことではないのでしょう。

ただ、関わる人の中に一人も、
性別違和についての知識がある方が
いらっしゃらなかったのではないか、と思います。

こういった会に参加させていただくと、
痛感するのは、
自分が体験していないことは
想像しかできない、ということ。

昨日はたまたま、
国籍でマイノリティー感を
感じたことがある方もいらして、
「いろいろなマイノリティーがあるのだ」
というようなお話にもなりました。

やはり、マイノリティーとしてのしんどさは
「わかるよー」とは言えないなぁと
思います。

けれど、
知識を持つことで、
少しずつ想像もできるようになって、
知らないことによって
辛いとか悲しい想いを人にさせてしまうことを
少なくすることはできるのかもしれない、
とは思うのです。

少なくとも、自分発信においては、
無知の産物
減らしたいです。

まだ
想像が追いつかないところも
あるかもしれない。

でも、気づいたことがあったら
伝えてくれる、
そんな人間関係を持てるように
オープンに、
真摯に、
お付き合いしていきたいですね。