こんにちは、
長女のミカタ、となみなおこです。

8月22日に書いた記事の
追記です!

遅くなりました!
ごめんなさい。

この間に起きていた私の葛藤については、
ひとつ前の記事に書いてみました!
よかったら読んでみてください。

さて、ブッダガヤのお話・・・

私が印象に残ったお話を
分けて書いてみようと思います。

まずは、全体像から・・・

このブッダガヤでの経験をお話してくださった
くみちゃんこと西川久美子さんは、
大阪市の中学校の先生です。
試験に受かって選ばれて、
今、教員の研究期間中。
2年間大学院で勉強されています。

そのタイミングを含め、
さまざまな条件が合って、
今年の2月に2週間、
インドのブッダガヤに
他の3人の先生たちと一緒に
日本の先生代表として
教員の交流プログラムで
派遣されました。

ブッダガヤは、
文字からも想像がつくように、
ブッダ(お釈迦様)が悟りを開いた
と言われる場所。
仏教で最大の聖地。
恐らく世界一という、
パワースポットだとのことです。
日本人はほぼいないとのことですが、
世界中から多くの信者が詣でる場所だそうです。


ブッダガヤの位置(出典:Wikipedia)


お釈迦様が悟りを開いたといわれる菩提樹の木(出典:Wikipedia)

多少華やかささえ感じそうな場所ですが・・・!

そこに住んでいる人たちの生活は厳しく、
カースト制度の一番下と言われるスードラにも入れない人たち、
さらには、さまざまな事情で出生届も出せていない、
つまり、インドに国民として登録されていない人も多く
住むところだそうです。

調べてみたのですが、
スードラに入れない「不可触民」と言われる人たちが
インドには1億人いるそうです。
今は、この不可触民出身の大統領など、
国の重要なポストに就く人も出てきているようですが、
かつては、この階級外の人たちは、
ほかの階級の人たちが「触れると穢れる人間」として
見てもいけない、近づいても、声を聴いてもいけないと
言われて差別を受けてきたそうです。

そんな人たちが多く住む村に
数年前に「学校」が出来ました。

その村出身のある人が、
教育はほんとうに大事だから、と
私財を投げ打って建て、
経営しているそうです。

不可触民の家に生まれ、
貧しい生活をしていながらも、
これから広い世界を見ていくならば知識が必要だ、と
独学でインドの歴史を学び、
英語を学び、
日本語を学び、
そして、今はインドと日本を半分くらい
行き来している方だそうです。

その方とのご縁で、
くみちゃんたちは、
そんなブッダガヤで子どもたちが通う学校に行き、
子どもたちに授業をし、
先生に日本の教育プログラムを教える、
という目的でブッダガヤに行きました。


人間の差別の問題は
社会的に本当にインパクトがありすぎて
軽々しくコメントが出来ません。

今回「カースト制度の階級にも入れない人たち」
ということで少し調べてみて、
改めて家系で人を差別するその残酷さを
思います。

そして、

この学校の経営者の方のように、

1997年に初めて不可触階級から大統領になられた
ダラヤナン氏のように、

実際に差別を受ける家系に生まれた人が、
努力して努力して、
国を代表する人となる、
国をまたぐ活躍をされるようになる、
そのことに、
ものすごく胸を打たれます。

この方たちが確実にされたこと・・・

自分の枠を自分で決めなかった

ってことなんでしょうね。

自分が見ている社会の中での「こうあるべき」を
ある日別の視点から見たんでしょうね。

普通こうするでしょ

無理に決まってる

そういうものよ


こんな言葉に自分自身を枠に閉じ込めていないか、
改めて考えてみたいと思いました。

くみちゃんのお話からは、
その学校経営者の方への尊敬と、
その地域に住む方たちの純粋な笑顔やおもてなしからの感動が
たっくさん伝わってきました。

だから、こうして少し調べてみて、
改めてそのすごさに圧倒されるんですよね・・・

ちょっと言葉が固いけれど、
そして、当たり前のことなんだけれど、
人間の尊厳て、誰もが持てるんだなということを
おなかで感じた気がしました。



分けたけどやっぱり盛りだくさんになったなぁ、
読みにくかったらごめんなさい。

印象に残った別のお話についてはまた改めて!