こんにちは、
長女のミカタ、となみなおこです。

何回か書かせていただいた、
くみちゃんから伺った
インドのブッダガヤのお話。

以前の【ブッダガヤのお話】はこちら
↓↓↓
ブッダガヤに住む、カースト制度対象外の身分の人たちの幸せについて

ブッダガヤの長老の変わる勇気

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もうひとつ、
最近、特に思い出すお話を
最後に書かせていただこうと
思います。

いまを大事にするということを
教えてもらったお話。

ブッダガヤの学校で、
くみちゃんが授業をしている
その真っ最中に、
学校の用務員のようなおじさんが、
近くの木になっていたマンゴーを持って
窓際に来てくれたそうです。

ほら、食べなさい、と。

くみちゃんは、
いや、今授業中だから…!と
びっくりして、
ジェスチャーで伝えました。

そしたら、そのおじさんは、
今、食べなさい、
今が一番美味しいタイミングなんだ、
と。

くみちゃんが戸惑って教室を見ると、
生徒たちも、周りの大人たちも、
なんで食べないのかな?
食べればいいのに、
って顔で見てる、と。

くみちゃんは、意を決して、
じゃ、いただきます、と
そのマンゴーを
いただくことにしたそうです。

そしたらおじさんも
子どもたちも喜んで、
わぁ~、と声をあげたそうです。

そして、その甘いマンゴーを食べて
お礼を言って、
授業に戻ろうとしたところ、
そんな中断にざわつくこともなく、
子どもたちはすっと
授業に集中したそうです。

このことからくみちゃんが感じたのは
子どもたちの今ということ。

私はちゃんと子どもたちの「今」に
寄り添えているだろうか、と。

日本の学校の現場では、
茶髪の子や、
スマホをいじる子や、
授業中の飲食をする子は、
「将来の非行予備軍」
としてみなしている。

今は大したことではないのに、
こんなことをするなら
将来悪い大人になる可能性あり、と
その悪いことをすることに
大変な問題意識をもつ。

でも、それよりも、
今その子がどうなのか、
ということを
きちんと見なければいけないのでは、
と思ったそうです。

将来に関わる人が、
今の子どもの行動をどう受け止めるか、
確かに子どもへの影響の違いは
大きくありそうです!!
くみちゃんのような先生は、
生徒の支えになるだろうなぁ…と
思います!

そして私は、
自分自身のいまについて
想いました。

私のこれまでの人生って、
考えてみれば、
「いま」という瞬間の積み重ね
なんですよね。

私が「いま」って思ったこの瞬間も
あっと言う間に過去になる。

そう思うと、
私の記憶って、
そのいまをどう過ごしたかが
積み重なったものなんですね。

長女のミカタで
今ご提供しているワークショップが
「いまの自分とのむき逢いワークショップ」という名前なのですが、
その中で、何故「いま」なのかを
お伝えしています。

過去はやり直せないし、
未来は100%思い通りになるかは
不確定。

でも、今は、確実に自分で
何を選ぶか決めることが出来る。

楽しむか、
嘆くか、

喜ぶか、
ダメなところ探しするか…

そして、その選択が
この先の私の記憶を作るのですよね。

ブッダガヤの人が
今がいちばん美味しい、今だよ!
と今マンゴーを食べることを
優先する生き方。

でも、授業が始まったら
授業に集中するという
意識の持っていき方。

ある意味、
いまを満喫してる
って言えるのではないかなぁ。


起こるかもしれないけど、
起こらないかもしれない、

そういう未来を心配して
今味わえる喜びや幸せを
セーブする。

それって、だいぶ
もったいないことなのかも
しれないですね。


起きないかもしれないことへの
心配につつまれた今
を記憶に残すのか、

目の前の、できる自分の選択を
ひとつずつ満喫する今
を記憶に残すのか、

ここからの人生の豊かさが
大きく変わりそうです。

だってこの方がしっくる来るから、
だってこの方が気持ちがよいから、
だってこの方がワクワクするから、
だってこの方が嬉しいから、

そんな選択を重ねていってみたいと
改めて思いました。





「いま」を扱うワークショップ、
まだお席ありますよ~
詳しくは →こちら