こんにちは、
長女のミカタ、となみなおこです。
昨日「おじゃマップ」という番組を見ました。
27時間テレビで結婚式での生サプライズを受けた「ビリギャル」こと、
こちらの本で話題になった
実際に
学年ビリのギャルで
1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した”さやかちゃん”
そのさやかちゃんの結婚式のサプライズの舞台裏と、
生放送では放送されなかった部分をとりあげていました。
私は、ちょうどこの本を数日前に買ったばかりで
その偶然に惹かれて、番組を見ました。
私も本をまだ全部読めていないのですが、
この本は
聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、
なぜかStrongの和訳をきかれて「日曜日・・・?」と
答える「小学校4年生レベル」の学力の素行不良のギャルが
塾に通って大学受験を目指すようになり、
そして見事慶応現役合格を果たした、
その奇跡のようなお話を
指導した塾の先生の視点で書かれたものです。
今後読み進めるうちに
いろいろと想いが出てくるとは思いますが、
今日は、この本の前半を読んで、
そしてテレビを見て、
とても印象に残ったところについて書きたいと思います。
披露宴が終わって、最後にさやかちゃんのお父さんから
サプライズでさやかちゃんにお手紙が読まれました。
そのお手紙の一部です。
「さやかへ
結婚おめでとう。
うれしくもあり、
なんとなく寂しくもあり、
複雑な心境です。
昭和63年3月、長女さやかが産まれて
あまりのうれしさに病室でころげまわったのを
今でもはっきりと覚えています。
あれから26年もの時が経過したんですね。
本当にいろんなことがありすぎるくらいありましたが、
素敵な女性に成長してくれました。
ありがとう。
中学生、高校生時代には、
なんとなくぎくしゃくして、うまくいかなくなって
大きな声で言い合いをしたこともありましたね。
あの頃のお父さんは
自分の夢の実現と、
家族を絶対に幸せにしたいという想いから、
仕事仕事で家庭をないがしろにしていたと思います。
さやかがギャルになったのも
お父さんのせいだったと思います。
本当に出来の悪いお父さんだったと思います。
ごめんなさい。
(中略)
とくに大学受験に関しては、
どんなときもさやかを信じ続けて応援してくれた
あーちゃん(お母さん)のために合格するんだ
最後まであきらめずにやりきるんだという姿勢は
見事でした。
絶対に無理だと言っていた自分を
本当にはずかしく思います。
お父さんは、さやかからいろんなことを学ばされました。
言うまでもなく、自慢の娘です。・・・」
あぁ~・・・
お父さんは、振り返ってみて
「自分は出来の悪い父親だった」って
思ったんだなぁって。
なんであんなだったかなぁって思ったかもしれない。
でも、本に書かれていたことをふまえて
お父さんの人生を空想で歩んでみると、
小さい頃から父親が多額の借金の保証人になってしまったうえ、
早くにがんで亡くなり、
母親が子どもを守ろうと必死に働いてくれていたおかげで
母親にかまわれない子ども時代を過ごし、
社会に出て、
その後自分の会社を立ち上げて、
結婚して、
長女が産まれて、本当に本当に嬉しくて、
自分のビジネスでの夢を実現するため、
3人の子どものいる家族を幸せにするために
事業を拡大しようと頑張って、頑張って・・・。
でも結果家庭で過ごす時間がなくなって、
妻との会話が減ったことで妻から笑顔が消え、
自分の家で過ごす時間もプレッシャーが強くなって
親子のコミュニケーションの取り方もわからないまま
野球の才能がありそうな息子にエネルギーを注ぐようになり、
娘はギャルになってますます分からなくなり、
子育ての方針の違う妻とますますすれ違うようになった
こんな流れがあったんでしょうね。
で、考えてみて思ったんです。
出来が悪いんじゃない。
一生懸命生きてきただけだって。
人生初めての経験をいっぱいしているのだもの。
やり方がわからなくて失敗したり、
他のところに一生懸命になりすぎて片方がおろそかになったり、
そりゃー、あるよって。
でも、ちゃーんと、
大事なことに気づくチャンスが与えられて、
ごめんなさいを言うチャンスが与えられて、
やっぱりこれからはこうするねって
考え方を変えるチャンスが与えられて、
で、幸せになっていくんだなって。
私はずっと、失敗はしてはいけないって思っていましたから、
最初から「出来の良い○○」にならなければならない、
「出来の悪い○○」になってはいけないって思っていました。
でも、失敗するからいろんなこと学んで
良くなっていくんだよね。
家族がバラバラだった頃は、
いろいろなことにとらわれていたとは思うけれど、
さやかさんの大学受験へ頑張る姿を見て
次第に自分の行動が変わっていくのを感じていたお父さん。
は!と気づいたら、
素直にその気づきを受け止めてみる。
そこで感じることをやってみる。
この素直さがご自分を変えたんでしょうね。
その結果、
娘に、「出来の悪いお父さんだった、ごめんなさい。」
って言えるすごいお父さんになられたんでしょうね。
どれだけの勇気がある行動か。
自分の行動を変えるって、
それまでの自分が失敗したことを認めるなんて、
そんな恐ろしいこと出来ないわ!っていう
長女の方も沢山いらっしゃると思います。
私もそうでした。
でも、この、さやかさんも、お父さんも、
「今幸せです」と言えるようになったのは、
気づいたところでそれを自分の中に受け入れることが出来たから
なんだろうなぁ、と思います。
やっぱり、失敗をしてはいけないことって
受け止めないことが大事な気がします。
私はこれまでも
私がそのときに出来ると思うことをやってきた。
あちゃーと思う経験もいっぱいしたけれど、
そのときどきに気づいたこと、学んだことを
ちょっとずつ受け入れてきたら、なんかハッピーになってきた。
ってことなんだと思うのです。
失敗って、学ぶために与えられているすごいチャンスなんだと
最近は思います。
失敗をしてた自分を振り返って
「あはは~、出来悪かったなぁ~」って
なんか愛おしく思える自分がいる。
これ、最近持てるようになってきた感覚。
ちょっと前までは無理だった。
でも、失敗して学んだことをやってみたら
いろんなことが開けてきたっていう感覚を持ち始めたら
気が楽になってきたんです。
「出来の悪いお母さん」
「出来の悪い奥さん」
「出来の悪い娘」
そんな型はないから、大丈夫。
学ぶために、気づくために与えられている
「失敗というチャンス」をいくつか経験しているだけだから。
お父さんは
「お父さんは今、とても幸せです」って
おっしゃっていました。
これからは、お母さんと楽しく楽しく過ごして行くんだって。
ステキ!
長女のミカタ、となみなおこです。
昨日「おじゃマップ」という番組を見ました。
27時間テレビで結婚式での生サプライズを受けた「ビリギャル」こと、
こちらの本で話題になった
実際に
学年ビリのギャルで
1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した”さやかちゃん”
そのさやかちゃんの結婚式のサプライズの舞台裏と、
生放送では放送されなかった部分をとりあげていました。
私は、ちょうどこの本を数日前に買ったばかりで
その偶然に惹かれて、番組を見ました。
私も本をまだ全部読めていないのですが、
この本は
聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、
なぜかStrongの和訳をきかれて「日曜日・・・?」と
答える「小学校4年生レベル」の学力の素行不良のギャルが
塾に通って大学受験を目指すようになり、
そして見事慶応現役合格を果たした、
その奇跡のようなお話を
指導した塾の先生の視点で書かれたものです。
今後読み進めるうちに
いろいろと想いが出てくるとは思いますが、
今日は、この本の前半を読んで、
そしてテレビを見て、
とても印象に残ったところについて書きたいと思います。
披露宴が終わって、最後にさやかちゃんのお父さんから
サプライズでさやかちゃんにお手紙が読まれました。
そのお手紙の一部です。
「さやかへ
結婚おめでとう。
うれしくもあり、
なんとなく寂しくもあり、
複雑な心境です。
昭和63年3月、長女さやかが産まれて
あまりのうれしさに病室でころげまわったのを
今でもはっきりと覚えています。
あれから26年もの時が経過したんですね。
本当にいろんなことがありすぎるくらいありましたが、
素敵な女性に成長してくれました。
ありがとう。
中学生、高校生時代には、
なんとなくぎくしゃくして、うまくいかなくなって
大きな声で言い合いをしたこともありましたね。
あの頃のお父さんは
自分の夢の実現と、
家族を絶対に幸せにしたいという想いから、
仕事仕事で家庭をないがしろにしていたと思います。
さやかがギャルになったのも
お父さんのせいだったと思います。
本当に出来の悪いお父さんだったと思います。
ごめんなさい。
(中略)
とくに大学受験に関しては、
どんなときもさやかを信じ続けて応援してくれた
あーちゃん(お母さん)のために合格するんだ
最後まであきらめずにやりきるんだという姿勢は
見事でした。
絶対に無理だと言っていた自分を
本当にはずかしく思います。
お父さんは、さやかからいろんなことを学ばされました。
言うまでもなく、自慢の娘です。・・・」
あぁ~・・・
お父さんは、振り返ってみて
「自分は出来の悪い父親だった」って
思ったんだなぁって。
なんであんなだったかなぁって思ったかもしれない。
でも、本に書かれていたことをふまえて
お父さんの人生を空想で歩んでみると、
小さい頃から父親が多額の借金の保証人になってしまったうえ、
早くにがんで亡くなり、
母親が子どもを守ろうと必死に働いてくれていたおかげで
母親にかまわれない子ども時代を過ごし、
社会に出て、
その後自分の会社を立ち上げて、
結婚して、
長女が産まれて、本当に本当に嬉しくて、
自分のビジネスでの夢を実現するため、
3人の子どものいる家族を幸せにするために
事業を拡大しようと頑張って、頑張って・・・。
でも結果家庭で過ごす時間がなくなって、
妻との会話が減ったことで妻から笑顔が消え、
自分の家で過ごす時間もプレッシャーが強くなって
親子のコミュニケーションの取り方もわからないまま
野球の才能がありそうな息子にエネルギーを注ぐようになり、
娘はギャルになってますます分からなくなり、
子育ての方針の違う妻とますますすれ違うようになった
こんな流れがあったんでしょうね。
で、考えてみて思ったんです。
出来が悪いんじゃない。
一生懸命生きてきただけだって。
人生初めての経験をいっぱいしているのだもの。
やり方がわからなくて失敗したり、
他のところに一生懸命になりすぎて片方がおろそかになったり、
そりゃー、あるよって。
でも、ちゃーんと、
大事なことに気づくチャンスが与えられて、
ごめんなさいを言うチャンスが与えられて、
やっぱりこれからはこうするねって
考え方を変えるチャンスが与えられて、
で、幸せになっていくんだなって。
私はずっと、失敗はしてはいけないって思っていましたから、
最初から「出来の良い○○」にならなければならない、
「出来の悪い○○」になってはいけないって思っていました。
でも、失敗するからいろんなこと学んで
良くなっていくんだよね。
家族がバラバラだった頃は、
いろいろなことにとらわれていたとは思うけれど、
さやかさんの大学受験へ頑張る姿を見て
次第に自分の行動が変わっていくのを感じていたお父さん。
は!と気づいたら、
素直にその気づきを受け止めてみる。
そこで感じることをやってみる。
この素直さがご自分を変えたんでしょうね。
その結果、
娘に、「出来の悪いお父さんだった、ごめんなさい。」
って言えるすごいお父さんになられたんでしょうね。
どれだけの勇気がある行動か。
自分の行動を変えるって、
それまでの自分が失敗したことを認めるなんて、
そんな恐ろしいこと出来ないわ!っていう
長女の方も沢山いらっしゃると思います。
私もそうでした。
でも、この、さやかさんも、お父さんも、
「今幸せです」と言えるようになったのは、
気づいたところでそれを自分の中に受け入れることが出来たから
なんだろうなぁ、と思います。
やっぱり、失敗をしてはいけないことって
受け止めないことが大事な気がします。
私はこれまでも
私がそのときに出来ると思うことをやってきた。
あちゃーと思う経験もいっぱいしたけれど、
そのときどきに気づいたこと、学んだことを
ちょっとずつ受け入れてきたら、なんかハッピーになってきた。
ってことなんだと思うのです。
失敗って、学ぶために与えられているすごいチャンスなんだと
最近は思います。
失敗をしてた自分を振り返って
「あはは~、出来悪かったなぁ~」って
なんか愛おしく思える自分がいる。
これ、最近持てるようになってきた感覚。
ちょっと前までは無理だった。
でも、失敗して学んだことをやってみたら
いろんなことが開けてきたっていう感覚を持ち始めたら
気が楽になってきたんです。
「出来の悪いお母さん」
「出来の悪い奥さん」
「出来の悪い娘」
そんな型はないから、大丈夫。
学ぶために、気づくために与えられている
「失敗というチャンス」をいくつか経験しているだけだから。
お父さんは
「お父さんは今、とても幸せです」って
おっしゃっていました。
これからは、お母さんと楽しく楽しく過ごして行くんだって。
ステキ!