淡路島の春の海辺です。

穏やかな波の音が聞こえてきませんか。

 

砂浜に寄せる波

砂を巻き込んで押し寄せる。

 

砂浜に束の間の白い曲線を見せながら引いていく波

 

次の波が寄せてくるまでの一瞬の静寂

白い泡が複雑な模様を描く。

 

 

 

 

 

 

漂流物の目立たないきれいな砂浜には貝殻や小石が散っている。

小石は波に磨かれてどれも扁平でつるつる

長さ 9cm の小石には小さな貝がびっしりと付いていた。

大きな岩から欠け落ちた跡もない。

海の中でどのような状態でこのような石になったのか?

9×7cm の石にはわずかな窪みに貝殻が張り付いている。

不思議です。

 

拾ってきた2つの石を机の上に置いてあれこれと想像してみる。

淡路島の由良の海岸でのことです。

 

 

 

 

 

 

由良の港は淡路島の東南端に位置している。

紀淡海峡を通ればもう太平洋

大きな貨物船が外洋を目指してゆっくりと進んでいた。

 

由良は淡路島第一の町洲本から車で10分くらいの港町

會津八一の歌碑を尋ねて洲本へ行ったのは3月でした。

おいしい魚が食べられると評判の民宿に泊まった。

 

夕食はハモ(鱧)とフグのちり鍋

豪快に切られたハモとフグを堪能しました。

京都で味わう上品なハモとは別世界のハモ

フグもトラフグではありませんが薄つくりとは別世界のフグ

お酒は地元都美人酒造の生麗(きれい)

最後はご飯と卵を入れて鍋はきれいに空となった。

 

淡路島に住む作家湊かなえさんが

「高級食材と思っていたハモが今は夕飯の定番食材」

と新聞に書いていたのを思い出します。

一番好きなのはハモと玉ねぎの卵締めとか。

そういえば淡路島は玉ねぎの産地ですね。

いつか食べてみたいものです。