きのうに続いて昨年の高尾山麓日影沢の花を紹介します。
3月の初めまだ寒々とした沢の岸辺に小さな紅白の花が咲きます。
ハナネコノメです。
小指の爪ほどの花たちですが沢の春の始まりを告げるのです。
これも小さな花でうっかり見逃してしまいそうですが
トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)という珍しい名前です。
見たことはありませんが果実が鯖の尾に似ているとか。
優しい感じがいいですね。
“春の妖精” の一つキクザキイチゲです。
数は多くないですが林道わきの林床に毎年姿を見せてくれます。
清楚な姿にいつも魅せられます。
なおこの林道でカタクリの花を見たことはありません。
湿っぽい林床にひっそりと咲いているミヤマカタバミです。
ミヤマ(深山)とありますが低地で見られます。
最後はスミレ、上はエイザンスミレです。
やや大形のスミレで葉の形で分かりますが
注意深くないと林道で見ることはできません。
下は山の名がついたタカオスミレです。
葉の色に特色があり、高尾山で最初に発見されたといいます。
東京のコロナウィルスの感染者数は今日も最高記録を更新
今年は沢の春の花たちに会うことは無理なようですね。