がんばらなくても、
実年齢マイナス5歳の印象へ。
自分の手で整えるナチュラルエイジングケア
セラピスト Satoko
「たるみが気になるから、表情筋を鍛えよう」
そう思って
YouTubeとかで良さそうな動画を見ては、
一生懸命変顔してた時期がありました![]()
『たった5分で整形級の変化!』なんてサムネを見ると
とりあえずやってみたくなるじゃありませんか。
まぁ、それで試しにやってみても、
なぜか顔が疲れる・こわばる・
むしろ下がって見えことも…。
『たった5分』を毎日続けないと
効果って出ないのかなーと思いつつ、
次の日は面倒になって続かない![]()
結局、努力できない自分がダメなのねーと
自己否定。
でも、実はこれ。
努力が足りないのではなく、
順番の問題だとしたら…?
顔は「鍛える」より先に、ほどくと変わる
表情筋は骨にではなく、
筋肉同士がつながっているって知ってましたか?
腕や脚の筋肉って、
骨にしっかり付着していて
「縮む→骨が動く」構造になっています。
でも顔はちょっと特殊です。
表情筋は、
骨に付くものもありますが、
特徴的なのは
皮膚に付いたり、
別の表情筋と“筋肉同士でつながっている”ものが多いこと。
だから顔は、
「ここだけ鍛える」
「この筋肉だけ強くする」
みたいな単純な話になりにくいんです。
顔は、連動の世界。
顔は“薄い膜”で全体がつながっている
表情筋を包んでいるのが筋膜(きんまく)。
筋膜は、筋肉を1枚ずつラップするだけじゃなく、
隣の筋肉・上下のエリアへと
連続してつながるネット状の膜です。
つまり顔は、
筋肉というパーツがバラバラに存在しているのではなく、
筋膜という“面”でつながった一枚構造に近い。
だからこそ、どこかが硬くなると——
-
その硬さが“引っ張り”として広がる
-
動きのクセが固定される
-
皮膚・筋肉・脂肪の滑りが悪くなる
こうして、顔全体のバランスが崩れていきます。
たるみの正体は筋肉の“弱さ”だけではない
たるみ=筋肉が弱い
と思われがちですが、実際は
緊張で硬くなって動かない部分がある
↓
動けるところだけが頑張って引っ張る
↓
引っ張られる側が下がる(たるんで見える)
…ということがよく起こります。
顔って、硬いところがあると、
柔らかいところが代わりに引っ張られて、
負担を背負うんです。
筋膜の癒着を“はがす”ってどういうこと?
ここでいう「癒着をはがす」は、
膜を文字通り「剥がす」という意味ではなく、
本来滑るはずの層(皮膚・脂肪・筋肉・筋膜)が、
滑りにくくなっている状態をゆるめる
というイメージです。
癒着があると、
-
動かしたい筋肉が動かない
-
動く方向がズレる
-
表情が片側だけ強くなる
-
口角や頬の位置が左右で違ってくる
こういう「クセ」が固定されやすい。
逆に、滑走(すべり)が戻ると、
同じ表情でも“軽く動く”ようになるんですね。
緊張が抜けると、なぜたるみが改善するの?
顔のたるみって、単に下に落ちるというより
引っ張られて形が崩れていることが多いです。
たとえば
-
眉間・こめかみが硬い → おでこ~目元が下がる
-
口まわりが硬い → 口角が上がらない、頬が重く見える
-
首・あご下が硬い → フェイスラインがぼやける
ここで必要なのは「力」より「解放」。
硬いところがゆるむと、
顔全体の張力(テンション)が整って、
上に引き上げる力が“自然に働きやすい状態”になります。
結果として
-
頬の位置が戻りやすい
-
口角が上がりやすい
-
フェイスラインがすっきり見える
という変化につながります。
顔は「鍛える前にほどく」
たるみが気になるときこそ、
まずやるべきは
弱いところを鍛えることではなく、
硬いところをゆるめること。
顔は筋肉同士がつながり、
筋膜で面として連動しています。
だから一部を強くするより、
全体の動きが戻る環境を作るほうが先。
「がんばって動かす」より
「動ける状態に戻す」
この順番が、顔にはとても大切なんです。
次回は
「1分でできる“ほどき”のセルフケア」について
お伝えしますね。

