諸々の検査が一通り終了しました。



大体の方は不妊検査後はタイミング法からの治療が開始になると思います。


私達はタイミング法で1年間試しましたが妊娠には至らず、一旦不妊治療をお休みする期間を設けてからの治療再開です。


なのでタイミング法はせずに、検査後は人工授精からのスタートで病院にもお願いしていました。






  ​人工授精とは


排卵するタイミングに合わせて、精子を洗浄・濃縮して子宮内に注入する治療法です。

注入する事で精子を卵子の存在する場所まで到達させようとする方法となります。




行程としてはこちら↓



  • 採取した精液の非運動精子や奇形精子、精漿内の細胞成分が含まれているため、精液を洗浄し余分な細胞成分や細菌、運動率の低い精子、奇形精子などの受精しない精子を除去します。また、受精する可能性の高い優良運動精子を濃縮します。 ※採精後、これらの精子の調整に60分〜120分程時間がかかるので、その間待機します。     

  • 洗浄・濃縮した精子をカテーテルを用いて子宮頸管を通過させることにより、より多くの精子を卵子の所まで到達させる事ができます。



『人工』という文字は入りますが、精子の調整をする以外は自然妊娠と変わりはありません。




  ​人工授精の種類


人工授精には自然排卵法排卵誘発法があります。

それでは、詳しく見ていきましょう。





《自然排卵法》

名前の通り、自然周期の排卵に合わせたタイミングで治療を行なっていきます。

薬の使用をせずに自然な月経周期に合わせるため、月経10日〜13日前後で超音波検査を行い、排卵時期に合わせて人工授精を行います。

なので、人工授精可能なレベルの男性不妊の場合など、女性側のホルモン異常等がなければこちらが適応されます。




ちなみに、私もこちらの方法で初回の人工授精を行ってきました。

私の場合は以前の子宮外妊娠で右の卵管を切除してしまっているので、確率的に左の卵巣から排卵する時のみ人工授精をする事にしました。

右から排卵しても右の卵管がないので、左の卵管が必ずしも上手くキャッチしてくれるとは限らないからです。




《排卵誘発法》

こちらは、排卵誘発剤を使って卵巣刺激を行い確実に排卵を促す方法になります。

前の病院ではこの方法でしか人工授精の説明はされませんでした。もしかしたらこの方法の方が一般的なのかもしれません。


内服薬や注射での治療になります。

また、ホルモン剤を使用する事で多胎妊娠のリスクが増加すると言われています。



《良い結果が得られなかった場合》

自然排卵法と排卵誘発(クロミフェン)法の方は希望があれば毎月反復して治療を行う事ができます。

排卵誘発(FSH)法の場合は2〜3ヶ月程度の間隔をあける必要があります。

これは、連続して行うと排卵誘発剤の効果が得られにくくなり副作用を起こしやすくなる為です。





人工授精で妊娠するまでの治療回数としては、約95%以上の方が5回目までの治療で妊娠に至っているようです。

もし、それまでに良い結果が得られなかった場合は体外受精や顕微授精などの治療法も検討していくこととなります。




今回、私の初回の人工授精にかかった費用は、保険適応で6340円でした。

これは採精、洗浄・濃縮、子宮内への注入にかかった費用です。

特に内服薬や注射等はしていませんので、そちらも含めると1万〜1万5000円程度になるかと思います。



また、病院によっても金額の違いはあると思いますので目安程度に思っていただけたらと思います。






また、なるべく薬を使わずに自然にと思っている方は、まずは自分自身の体を整える事が大切です。

私が使っている物の一部をご紹介します。




まずはこちら、AMOMAの妊活オイル


他の記事でも紹介していますが、冷えや血流の滞りは妊活中は気をつけないといけないところです。

お風呂上がりにリラックスした気持ちで下半身、腰、下腹部のマッサージをしています。

身体を温める成分が入っているのでじんわりと温かくなるのを感じます。

また、購入するとマッサージ方法を書いたパンフレットももらえるので是非試してみてください。







次はよもぎの入浴剤

今の時期、暑いからとシャワーで済ませる事は多くないですか?

日中、クーラーのついた場所で過ごす事も多いため、思っている以上に身体が冷えていたり血流が悪くなっている事が予想されます。

これでぽかぽか温まり、涼んだ後に先程紹介したオイルでマッサージをしています。





よもぎの凄さについては以前投稿した記事がありますので、よければご覧ください。

よもぎのお茶もおすすめです。







男性不妊の記事で触れていたエビオスですが、量・質共に多少はアップするようです。

精液量   5.5ml→7.2ml

精子濃度  15→36


うちではエビオス内服しつつ漢方薬も処方してもらい並行して内服してもらっています。


漢方薬を使うほどではないけど、精子濃度、量もアップさせたいという方にはおすすめです。

ただし、1回10錠を1日3回なので飲むのは大変そうです。

試してみる方は、必ず飲まなければいけないものではないので、生活リズムに合わせて調整してみてください。