ミニ四駆 ノーマルモーター jcjc 公式ルールを守ると…4:30切るくらいが限界か? | ミニ四駆違法改造計画『ジャパンカップジュニアサーキット』最速

ミニ四駆違法改造計画『ジャパンカップジュニアサーキット』最速

ミニ四駆を30年ぶりくらいにやってみました。
ジャパンカップジュニアサーキットを大人買いしてしまいました。

さてさて、どうすれば早くなるのだろう?

過去の記憶と妄想を働かせて、
ミニ四駆最速(JPSオンリー)を目指すミニ四駆改造日記です。

テーマ:
こんにちは、大崎です。


ノーマルモーター使用のミニ四駆を改造して、

ジャパンカップジュニアサーキット(3周 20m)

のタイムアタックに挑戦しております。


いろいろ試行錯誤してきましたが、

「4秒30 を切るくらいが限界なのでは?」

という結論になってきました。


といいますのも、

トルクの低いノーマルモーターを早くするには

スピードロスの原因となる、抵抗をいかに取り除くか?

が、勝負になるのですが、


抵抗を抜いていくと、スピードは出るのですが

決まって、コースアウトしてしまうのです。


特に、ジャパンカップジュニアサーキットにある

立体交差の部分で、ジャンプして飛び出してしまうのです。


フタでもすれば、もっと高速にできそうですが、

フタかけは、なんだか違反行為のような気がします。


だから、フタなしでもコースアウトしない

ギリギリのタイムを目指してきました。



そして、出たタイムが

「4秒28 時速16.8km」

でした。


しかも、このタイムは、フル充電の乾電池で出た一度きりのタイムです。


二回目以降は、4秒33 くらいまで下がります。


まぐれタイムなんです。



てゆうか、ノーマルモーター限定でセッティングしてきた

知識を応用して、今度は「ライトダッシュモーター」での

最速タイムに挑戦してみたくなったのです。


正直、ノーマルモーターに飽きました。

もう、卒業します。


そして、次の段階へレベルアップします。


僕がやってきた改造は、公式ルールの範囲内で行っているものです。

ルール内では、正直限界か?と感じています。


もし、あなたがこの時のノーマルモーターのセッティングに興味がありましたら

詳しく解説するので参考にしてみてください。


あなたのミニ四駆がもっと早くなるヒントが見つかるかもしれません。



直線スピードを出す方法


・組立を丁寧にする

 ニッパーやカッター、ヤスリを用意して
 凸凹がないようにする。

・シャーシや部品を変形させないように注意する


・ギヤを3.5:1の超速ギヤに変更


・タイヤを大経バレルのハードタイプにする


・ギヤならしをする

 グリスを塗る前に、全て組み立てて、電池を入れてスイッチオン!
 
 ギヤの擦れる音「ガチャガチャ」がなくなるまで、回転させる。

 
 音がなくなったら、ギヤボックス内を清掃してからグリスを塗り

 フル充電した電池でタイムアタック。


・モーターのならしをする


 使い古しの電池を入れて、電池がなくなるまでモーターを回す。

 すると、1キロ~2キロくらい早くなる。


 ノーマルモーターをスピードチェッカーで計測した時の

 最速は、26キロでした。 通常は、23~25キロくらいかな。

 
 タイヤ大経・ギヤ3・5:1・電池フル充電の条件なら出ます。

 出ていない場合は、他に原因があるかも。


・ベアリングを使用

 特に、車軸が通る部分の軸受けは、ケチらずベアリングを採用。


・ターミナルの掃除orゴールドターミナル使用

 
 早くするというより、性能を維持するための部品。


 ゴールドターミナルを使用しない場合は、ターミナル

(電流が流れる部品)の掃除をする(接点部分)
 
 酸化(変色・サビ)が出ると、電流がうまく流れないので

 遅くなります。


・タイヤ&ホイールのブレ

 
 タイヤの回転を常にチェックして

 スムーズに綺麗な回転をしているかを見ます。


 ブレ=遅い


・モーターとギヤボックスフタの歪み

 
 歪みは、スピードギヤの芯棒が斜めになる原因になります。

 擦れると抵抗になるので、スポンジをはさんで、歪みを防止、修正します。


・充電してすぐのアツアツの電池を使う

 
 充電タイプの水素ニッケル電池は、アツアツの時が一番早いです。

 電池の流れがいいのでしょうか?

 よくわかりませんが、アツアツの時にタイムを計測するといつも早いです。


・スイッチを入れた時の音をよく聞く

 「チュウイーン」という音だけなら正常。
 
 「ギー」とか「ガー」という擦れるような音がすると異常です。

 原因を見つけて対処します。




ローラーセティング



直線の早いミニ四駆ができたら、後はそのスピードを殺さないように

コーナーを駆け抜けるようにセッティングしてあげます。


ここが命です。

ローラーセッティングが悪いとマシンの性能を殺してしまうので

遅く待ってしまいます。


早いミニ四駆は、ローラーセッティングができている。

そのためには、いくつかのグレードアップパーツを使います。


一つずつお伝えしていきます。


まずは、

前と後ろのローラー幅を同じにします。


ファーストトライパーツセットを

利用すれば前後のローラー幅を公式ルール限界の

105ミリに揃える事ができるのでお勧めです。


ちょっとここで、

公式ルールについて簡単に説明しておきます。



タミヤ公認のレースでは、

レースに参加するための規定を守る必要があります。


どこまで改造していいのか?

そのルールを簡単にお伝えしておきます。


横幅 最大で105ミリまで。

全長 たての長さは、165ミリまで。

タイヤの大きさは、22~35ミリ。

タイヤの幅は、8~26ミリ。

最大高さ 70ミリ以下。

最低地上高 1ミリ以上。

マスダンパーが付けられる場所は、

前後のローラーセンター以内に収まる事

ローラーの数は、6個まで。

重さ 90g以上。


モーターは、タミヤ製で、

ウルトラダッシュとプラズマダッシュ以外は

どれでもレースで使える。


などのルールがあります。


違反すると「レギュレーション違反」で失格になります。


だから、この範囲ないで

いかに早くできるかをチャレンジしているわけです。


ローラー幅は、広い方がいいです。

広いとコーナーでインコースを走れるからです。


となると、105ミリが一番いいと思います。


FRPマルチワイドステーは、9ミリ・13ミリ・19ミリの

ベアリングローラーを規定幅一杯に広げることができます。


プレートとベアリングローラーを使います。


ベアリングローラーは、プラリング付きのものを使用します。


プラリング付きがコーナーでの摩擦が少なく

コーナースピードが一番早いからです。


ローラーは、前に2枚 後ろに4枚の合計6枚。

横から見ると、三角形になるようにします。


前ローラーの高さは、路面から20ミリ。

プレートに直付けするとこの高さに。


後ろローラーの高さは、路面から10ミリと40ミリ。


下の段は、スロープにかかった時に、路面に擦らないギリギリの高さに

上の段は、フェンス高が50ミリなので、ローラーが飛び出ないように

余裕を持って40ミリくらいに下げておきます。


もしも、上のローラーがフェンスより上に飛び出てしまったときの

ひかかりを防止するために、後ろローラー中段に

スタビを入れておくと安心です。


後ろの2段ローラーが、変形しないように、

頭をプレートでつないで補強しておきます。


この状態で、試しに走らせてみると結構早いです。


5秒切るくらいのタイムが出ると思います。


ここで、もうひと手間加えます。

片側の前ローラーのスラスト角を抜きます。


右周りで走行させているなら

左前のローラーのスラスト角を抜いてしまうのです。

右前は、抜きません。右を抜くと立体交差をクリアできなくなります。


抜きすぎるとコースアウトするので

ギリギリを見つけます。

すると、コーナーでどんどん加速していくのがわかると思います。


かなり、早くなります。

4秒30くらいのタイムがここで出ます。


そして、立体交差の部分で飛び出します。


その対処方法は、前にスタビをつけます。

車の動きを見ていると、立体交差の下りの部分で

傾いているのがわかります。


その傾きを押さえるのに、スタビを使います。

ローラーより2ミリ小さいものを使います。


前スタビを路面から40ミリの高さにつけます。


これでも、飛び出す場合は、マスダンパーを付けます。

マスダンパーとは、オモリのことです。


ここでは、ジャンプ着地時の跳ね返り防止用というより

重心を下げて、飛び出しを防止するために付けます。


ですので、路面ギリギリの低い位置に2つつけます。


オモリと付けすぎると重くなって遅くなります。

2個が限界かと思います。


できることは、このくらいです。

ここまでの改造が、最速なのでは?

という結論です。


これ以上の制御は、スピードを遅くしてしまうので

4秒30にはならなくなります。


ローラーを金属に変える。

ゴムローラーに変える。

スラスト角を付ける。

幅を狭める。

タイヤをハイグリップにする。

重くする。

ローラーの高さを変更する。


どれも、遅くする原因になってしまいます。


もしも、あなたが4秒30以下のタイムが安定して出る改造を見つけられ時は

どうか僕に教えて欲しいです。


とりあえず、僕は限界を感じたので

ノーマルモーターを卒業して

ライトダッシュモーターにレベルアップします。