今回紹介するのは
3学会合同呼吸療法認定士
についてです🪪
この資格は
日本胸部外科学会
日本呼吸器学会
日本麻酔科学会
の3学会で認定している資格になります🫁
呼吸管理を行える医療従事者をスキル向上と維持を目的とした資格となっています🏥
学会で認定されている資格であり、国家資格などではありません👨⚕️
資格を取得するためには講習会に参加し、筆記試験に合格すると
呼吸療法士
として認定されます
看護師だけでなく、理学療法士、作業療法士、臨床工学技士などが受講することができる資格となっています👨⚕️🧑⚕️👩⚕️
講習会の受講資格は
実務経験が2年以上(准看護師は3年以上)あり、
過去5年以内に呼吸療法認定委員会で定められている学会や講習会に出席し12.5点以上を取得していること
とされています🪪
学会に出席すれば20点のため、1度出席すれば受講することが可能になります🙆♂️
呼吸療法認定委員会で定められている学会とは、3学会の他に
・日本救急医学会
・日本臨床救急医学会
・日本集中治療医学会
・日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
などがあります✏️
講習会は
臨床呼吸機能講習会
日本呼吸療法医学会セミナー
人工呼吸セミナー
などがあり、半日の場合は12.5点、1日で25点となっています✍️
実務経験が2年あり、これらの学会や講習会に参加することで
呼吸療法認定士の講習会受講の申し込みを行なえます💡
昨年(2022年)は申請書類の
ダウンロードが3月31日まで
提出が4月11日〜15日まで
だったそうです✍️
2023年の集中治療医学会(京都)が3月2日からあるため、そこに参加すればギリギリ申請には間に合いますね🙆♂️
受講希望者が多く、私が受講した時は書類は提出順であったため
朝から郵便局に並んでいる人が数人いました😵💫
現在は提出順でなく、定員超過の場合は無作為抽出による抽選となっているそうです💡
講習会は2日間座学のみでしたが、
コロナ禍になり現在はeラーニングのみまたはeラーニング+会場
のどちらかを選択できるようになったみたいです☝️
講義内容は
1血液ガスの解釈
2呼吸機能とその検査法
3呼吸不全の病態と管理
4呼吸リハビリテーション
5酸素療法
6人工呼吸器の基本構造と保守および医療ガス
7気道確保と人工呼吸
8NPPVとその管理法
9開胸・開腹手術後の肺合併症
10新生児・小児の呼吸管理
11人工呼吸のモニター
12呼吸不全における全身管理
呼吸に関連する検査やリハビリ、術後管理まで幅広く学ぶことができます📝
講習会の受講料は
eラーニングのみ 20000円
eラーニングのみ+会場 30000円
気になる合格率ですが、
昔は60%ぐらいでしたが、ここ最近は60後半から70%ほどになっているそうです💡
看護師は全国で3万人程しか持っていない資格です💡
取得したからといって何かできるようになる資格ではありませんが、集中治療や救急に関わるなら挑戦してみるのも良いと思います🩺
病院のRST(呼吸ケアサポートチーム)に関わりたいと考えている人も良いかもです🙆♂️
興味がある方はぜひ挑戦してみて下さい🚑