何があるかわからない、それがハンターの世界。今までいくつもの死線を越えて来たからわかることがある。この戦い何かが起こる。極限に高められた緊張感から人間に失われた動物的本能が目覚めたのだろう。ウォルトはもう一度ジュビアの手を強く握る。それに応えるかのようにジュビアも握り返してくる。そして、覚悟を決めた。
村に着きすぐに村長に何が起こっているのかを説明して、村民に避難してもらうように言う。
そして二人はしっかりと必要な持ち物を確認して村からでも見えるグランミラオスの方に向かって走った。
たどり着いて、今まで動きがなかったグランミラオスが頭を少しずつウォルト達のほうにむけた。グランミラオスの全長は山ほど大きくはなかったがそれでも今まで戦ってきた相手と比べると比較にならないくらいの大きさだった。
やはり本物を目の前にすると嫌でも恐怖してしまう。しかし、今はお互い守りたい者がある。それが二人の闘志に火をつけた。
アイコンタクトを取り、すぐに二人とも攻撃を始める。
ジュビアは位置を計算して弓が届く範囲まで移動して構える。力いっぱい弦を引いて狙いを定めて放つ。大きな弧を描いてグランの頭に当たる。
と同時に低い雄叫びがあたりに響き渡る。まるで雷鳴のようだ。
少し怯みつつもウォルトは走る続ける。そして、足元に着くと手当り次第に切り始めた。
キィーーーーン「クッ、硬いな。」
あちこち攻撃するが太刀の刃がなかなか肉に刺さらない。それでもめげずに切る、そして尻尾の付け根の赤くなっている部分に刺さった。
「ここか!!」
そのほかにも何ヶ所か柔らかい部分が見つかりそこを中心に攻める。ジュビアも頭を狙う。しかし流石に相手は古龍。まるで全くダメージを食らってないかのように涼しい顔をしながら体にあるあちこちの噴火口からマグマと溶岩が吹き出てくる。
流れ出るマグマと溶岩をかわしながら攻撃するのはやはり難しく、練気がなかなか溜まらないウォルト。
と、ここでジュビアの弓の溜め攻撃が頭にヒットし、蓄積したダメージで頭の角が割れた。まさにクリーンヒットたまらずグランミラオスが倒れる。
倒れてくるグランミラオスをんとか躱し、ここぞとばかりに練気を溜め攻撃力を最大にする。そして尻尾の付け根のマグマが流れている部分も破壊。
痛々しそうな鳴き声が聞こえた。
「行けるぞ、行けるぞ!!!」
しかし態勢を立て直したグランミラオスが怒りに再び大きな雄叫びを上げる。
本気になったのか全身から大量のマグマが吹き出してくる。まさに火山の噴火そのもので液体と化した大量のマグマがどろどろとグランミラオスを伝って地面に溜まり始めた。あまりの量の多さにすぐに危険と判断したウォルトはすかさずジュビアに向かって叫ぶ。
「やばいぞ離れるぞジュビア!!!」
その声を聞いてすぐさま走り出すジュビア。グランから流れ出したマグマが次第に溜まっていきグランがマグマに沈んでいく。
二人はマグマの流れが届かない場所まで走りグランを観察する。
遠くから見グランはまるでお風呂に使っているかのようにも見えた。
「あれじゃあ私の弓も届かないわ、どうしたらいいかしらウォルト…。」
「ああ…だが、ほおっておくわけにもいかないだろう」
観察しながらいろいろな考えを話し合っていると
ボフッとウォルトの両足に何かが抱きつかれたのを感じた。
驚きいて足元を見ると
「おにいたん!!遊びにきたよ~」
なんと、テオがウォルトの両足に抱き着いていた。
「テオ!!何してるの?っていうかどうやってここに?」
「うん?わかんない、アウラとかみんなで一緒にくらい大きな穴に歩いてたんだけど、なんかわからないけどここにいる。」
何とも容量を得ないが、なんとなく理解した。おそらく避難先である洞窟にみんなと一緒に向かっていたのだろう。だが、何かの手違いでここに着いたらしい。
「テオ、お前一人だけなのか?アウラや他の大人はどうした?」
「う~んわかんない。いきなり僕のまえから消えちゃったから」
二人は顔を見合わせてお互いテオが何を言ってるのか全くわからないという顔をしているのをよみとり、あえずテオをどこか安全な場所に避難させることにする。
しかし、テオはグランを見て
「あああ!!!グランじぃちゃんだ!!」
と嬉しそうに笑いながグランのほうに向かって走っていく。
「ちょっと待って、テオ!!」
すぐに二人がテオの後を追う。子供なのに全く追いつけない。いや、正確には追いつくとかいう次元ではない。それはまるで蜃気楼を追うような感覚に近い。手を伸ばせば届きそうなのに触れないあの奇妙な感覚に近い。
テオはまるで何かに誘われるようにそっちの方向に向かっていく。
そして、ついにマグマの流れ止まっているぎりぎりのところに着いた。
マグマが溜まって湖のようになったすぐ近くでようやくテオの歩みが止まった。
「やばいぞ、あいつ多分火の玉を吹くぞ。」
グランミラオスの方を見るとがテオに気がいたようで排除するために首を大きく体に傾け攻撃の態勢に入る。リオレイアが火の玉を吐く前の形に似ていた。グランの頭の付近の熱がどんどん上がっているのがわかる。頭付近ですごい湯気が上がっているのが見える。そして準備がおわりテオに向かって口に溜めた大きな火球ブレスが飛ばした。
「「テオ!!!!」」
大きな火の玉がテオに向かってくる。すぐ近くにウォルトとジュビアもいる。ここで全員やられてしまうのか?
To Be Continue
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Merry X'masみなさん、いよいよグラン戦入りました。久々の戦闘シーンだったので久々に何度か読み返しています。実は今日の朝すでに書き終えていたんですけどね、妹にばれたということもあり一応先に読んでもらって辛辣な言葉の暴力を喰らってきましたww
ええ、お察しの通り何度も心が折れましたよ
まあみなさんから応援していただくのも必要ですが、誤字脱字、表現力の無さなどある程度言いにくいことをズバッと言われるほの必要なのかな~って思いながら説教を聞いていました。おかげで少なくとも最初に書き上げた時のよりはよくなってるような気がします。気がします。大事なことなので2回言いました。
さて、内容に触れていきましょう。実は今回一番苦労したのがテオがウォルトに抱き着くシーンなんですよね。以前何かで読んだんですけど、擬音は使わないのがいいって聞いたのですが、表現力がないとどうしても擬音を使わないと表せないんですよね~(←勘弁して
すでに以前ドスジャギーやレイアの鳴き声とかも確か擬音を使った気がしたのでいまさらって感じですけどね。
そして、もう一つがこの先の展開です。前にも言いましたが、僕は小説を一章を四話で終わらせたいと思っているので次が二章の最終話になると思います。物語を作る時点でゴールもしっかり考えています。ただ…これは納得していただける結末になってるかって言うと・・・モンハンの世界観と少しかけ離れてしまう可能性があるので、賛否両論になると思います。えっ?だったら恋愛要素もいらないって?いやいや、この二人は今後のストーリーで今のラブラブ設定が結構重要な意味を持っているんですよ。その話は正直いつになるかわかりませんけどね。
まあ今回はこんな感じですね。グランの怖さとテオのかわいさが伝わっていればこの物語は成功かな~なんて思ってます。最終話(仮)も今年中には書き上げられるかもなので、次回も楽しみにしていてください。
では今日はここまでです。また明日までノシ