ジュビア=ドメクは武器の手入れをしながらこの先どうするかを考えていた。机の上には数日前に届いたハンター教会からの依頼があった。海に浮かぶ孤島、トロピカルな気候のその島で最近噴火が頻繁に起きているという。調査の結果煉黑龍グラン・ミラオスという古龍が眠りから目覚める前兆らしいことが判明したのだ。
彼女自身かなり名の知れたハンターではあるが、今回の依頼は流石に緊張していた。古龍…普段戦っているモンスターでさえ自分の十数倍の大きさなのに、古龍はそのモンスターのさらに数倍ちかい大きさなのである。まるで蟻とゴリラの戦争だはないのか?考えるだけで身震いする。文献などで古龍を見た人たちは、あまりの大きさに全身を常に視野に入れることすら難しいという。
「ハァ…一応遺書とか書いておくか…ハァ」
名が売れるとはこういうのは報酬額が上がるのと当時に危険度がさらに上がるのだ。わかってこの世界に入ってきたはずだったがこの現実をどうやって受け止めればいいのかがわからなかった。武器を置き机に向かって両親に向かって最後の言葉を書くために鉛筆を持った。
「え~っと、親愛なるお父様お母様へ…こんな書き方でよかったっけ?……おお!!」
考えながら窓を見ると向こう側から手を振りながらやってくる人影が見えた。鉛筆を置き窓を開けてそいつに挨拶する。
「ウォルト!!」
そう呼ばれた彼はウォルト=レオンというジュビアと同じハンター仲間であり、相棒であり、恋人であった。今回の討伐の依頼は彼にも来ていた。
「ジュビア準備はできたか?出発は明日だ。ん?それは…」
普段書き物などしないジュビアの机に便箋と鉛筆があるのに気が付いた。
「うん、ちょっと今後のために…ね。」
笑いながらごまかすジュビアの頭を軽く撫でてウォルトは言った。
「大丈夫、お前は俺が守る絶対だ。」
憂いを帯びた笑みを浮かべつつも笑うジュビアがウォルトを部屋に入れる。
「そう悲しい顔をするなよ、それにハンターたるもの相手が強いほど燃えあがるものだろ。俺なんてわくわくが止まらないんだよ。」
それを聞いて少し気が楽になったジュビアは武器の手入れに戻った。
「ふぅ~、なんかすっきりした。あんたも死んだら承知しないわよ。それと私の持ち物はこれだけだからもう準備終わってるわよ。」
と言って机の上にある小さなバッグを指さして言った。
「これだけ?俺でも大きいスーツケースが必要だったのに」
「あんた…何入れてるのよ。」
「え~っと、確か下着とパジャマと歯磨きセットと・・・」
延々と続くウォルトの持ち物リスト。
「…あなたね~、必要なのは下着だけよ!!後は現地調達の方がらくだわよ。」
「いや、だがジュビア考えてみろ。もし腹を下したらどうするんだ?薬屋がない場合俺はしばらく狩りにもいけないんだぞ、それに……」
またしてもウォルトの几帳面な性格が降臨した。
「わかったわよ、じゃあ任せることにするわ。とりあえず私はそろそろ夜ごはんを作るつもりなんだけどあなたも一緒に食べる?」
「じゃあ僕も手伝おう、料理はできなくても野菜や肉を切ることくらいはできるからな、この太刀で」
「いややめて、本当にやめて。全部私がやるから頼むからおとなしく自分の剣を研いでいて」
こんな会話をしながら夜が更けていった。
そして、次の日がやってくる。楽しい時間とはすぐに過ぎるものだ。これから先は生死を賭けた戦いに赴く。机の上のクエスト要請の紙を持ち例の孤島へ向かう。
To Be Continue
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こんばんは、ついに書いてしまいました。今回は一応テーマとしてはテオの過去編です。外伝ではなくしっかりとテオが主人公ですよww
ただ、彼の過去と密接にかかわってくるのがジュビアとウォルトの二人なんですよね。一応ジュビアの武器書いていないのですが弓です。まあ隠すようなことでもないので先に行ってしまいましたwww
あと、今回はかなり穏やかな感じになっていますが、次回いよいよテオの住む島に行きます。彼らとテオ&アウラの出会いにご期待ください。
・・・できるだけご期待に答えられるようにしようと思います。
さて、最後に今日の出来事を少しだけ書いておきます。
実はつい先ほどまで妹とラインで話をしていたんですよ。そしたら妹がどうやら結構前からこのブログを読んでいたようで、小説も読んだと…言われました。正直今すぐ死にたいと思ったのは今までの人生で初めてでしたね(´_`。)
面接でもこんなに緊張したことなかったのに…ね。
まあ今は落ち着いてますが妹から
「お兄ちゃん早く次の章かきなさいよ」
って言われてしまったので続きを書きます。まあ飽くまで時間がある時にって言うことが条件ですけどね。
では長々とお付き合いありがとうございました。また次回会えることを祈ってノシ