会員様へのリモート講座です😚
メーカーによりサドルの位置調整は違う場合が有りますが、TREKはマドンとエモンダでは同じです。
以下まずは絶対にやる事❗️
◯サドルとステム間を計測記録する
僕はステムキャップのボルト中心で測っています
◯サドル高を計測記録する
地面からサドルでもいいですが、僕はクランク中心からサドル座面までを測っています。出来るだけシートチューブと平行で。マーキングをしておくと目安になります。
◯サドルの角度を計測記録する
スマホのアプリでできます。
◯緩めるボルトにマーキングする
トルクレンチが無くても、これで大まかに近いトルクでボルトを締める事ができます。
ただし何度もやるとボルトは伸びてくるので、マーキングの位置ではトルク不足になる可能性があります。
同時にサドルレールにもマーキングをしておくと良いです。
ここまでの作業は「元のバイクの数値」の計測記録です。これで元の状態には戻す事ができます。
六角レンチを真っ直ぐに奥までボルトの穴に入れてください。曲がっていたり、斜めになっているとボルト破損、工具破損の可能性があります。
前のボルトを六角レンチで緩めると、サドルレールをくわえているパーツが緩みます、これでサドルは前後に動く様になります。5mmを目安に前後動かしてボルトを締め直してください。
後ろ側のボルトを緩めるとサドルの角度を調整できます。
構造上ですが、メンテナンス不足でこのクランプ部分は清掃、潤滑がされていないと「水分」「洗剤成分」「汚れ」で固着する場合があります。
洗剤を使って洗車をすると隙間に入った洗剤が内部の汚れと混ざって、その後乾燥して固着する事があります。
会員様のバイクは以前にサドル調整をする際に固着が酷い状態でした。定期的に外して清掃をする事をオススメします。
可動する部分のメンテナンスは分解、清掃、潤滑が基本です。
ディレイラー等の難易度が高いパーツは分解は難しいので清掃、潤滑に留めておきますがサドル、ハンドル周り、ホイールのハブなどのベアリング関係は分解するのが基本です。
サドル周りは非常に簡単ですし、工具も限られます。壊れる可能性が小さいので、まずはここから自分でやってみる事から始めてください。
サドル高の調整する箇所はマドンとエモンダでは違いますので、ネット等で検索をしてみてください。
追記
外したボルトは必ず清掃してください。柔らかいウエスで汚れを取るだけで十分です。ボルトを締める相手側も同様に清掃をしてください。
ボルトを緩める際に、あまりにも固い場合はそれ以上は無理をしないでください。
ボルトを締める際に引っ掛かりがあって、スムーズに行かない場合はまっすぐに入っていないかゴミが付着している可能性があります。
その際は一度抜いてから新たに締めてみてください。
本来はボルトにはグリス等を塗布して、締め付けトルクの適正化をするのですが、トルクレンチをお持ちでない状態では難しいので無視してください。
同様に緩み防止剤を塗布する場合も有りますが、こちらもまずは無視してください。
作業が終わった後は、サドルを持って左右や前後に強く揺すってみて異常がないかを確認してください。
本格的に走る前に、遅い速度でテスト走行をしてください。
変更する箇所は1ヶ所ずつです❗️
「どこを変えたらココが変わった」を理解する為には、複数箇所を変更すると何を変えたからかが分からなくなります。
用語は共通語です、わからないパーツ名等はお調べください、YouTubeで作業の動画が複数出ているので作業前にご覧になるのをオススメいたします。