自分でメンタルを強くする力をつける、
ビジネスEQメンタルトレーナー 松山 繁博です。
今回のテーマは、
「パワハラは、もともと信頼関係が無いから?」です。
今日、経営戦略会議にかける議案の件で、
役員さんと、複数の管理職との間で打ち合わせをしていました。
資料のたたき台は私が作って、
その資料の修正点について打ち合わせをしていたのですが、
役員さんからこんなことを言われました。
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お前、こんなんじゃ、何も伝わらないぞ!
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まあ、たたき台の資料だったので、
私はこれを言われて何とも思わなかったのですが、
打ち合わせが終わった後で、
他の管理職から、なぐさめの言葉をいただきました。
あんな言い方はないよなー。
そもそも、役員さんが、何を伝えたいのか話していないのに、
それを松山さんに書け!というのも変な話だよね。
それにしても、松山さんは、よく耐えていますね、と。
私の中では、別にパワハラを受けているとは思っていなかったのですが、
周囲からすると、かなり罵倒されているように映ったようです。
役員さんからの指示を受けて、
資料を修正したのですが、
やっぱり、役員さんが言いたいことがよくわからなかったので、
直接聞きに行くことにしました。
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すみません、私はこのように解釈をしたのですが、よろしいですか。
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すると、
うーん、違うな。
と、言いながら、自分で書類の文言を書き始めました。
そして、
よしっ、完成だ。
お前がだらしないから、俺が全部書くことになっちゃったじゃないか。
もっと、しっかりしろ!
と、言われつつも、資料を完成させました。
このやりとりを聞いていた周囲の管理職の方からは、
松山さん、すごいですね。
役員さんに資料を作らせちゃったのですか。
と言われたので、
本当に、役員さんが伝えたいことがわからなかったので、
知ったかぶりをしないで、
教えてください、と聞いただけなんですけどね。
と答えると、
まあ、なんだかんだ言って、
松山さんは、あの役員さんからは信頼されている感じがありますもんね。
と、言われ、
確かに、表面的にはすごく罵倒されていますが、
それで松山さんが怒っていたり、復讐しよう、なんて感じは伝わってきませんもんね。
と、一見、パワハラに見えたとしても、
それは、受け取り手の捉え方、という風にも見えます。
一方で、同じ資料で、
別のセクションは、私とは別の管理職の人が担当していて、
そこの部分でも指摘を受けていたのですが、
その部分を受け持っていた管理職の方は、
頭にくるなー。
いつかぎゃふんと言わせてやる。
或いは、経営戦略会議で、恥をかかせてやる!
と、ちょっと反抗めいたことを言われていました。
もともとその人とその役員さんとの間は、少しギクシャクしているのですが、
普段の信頼関係がないと、同じことを言われても、
パワハラのように捉えてしまうのかなぁ、と思いました。
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パワハラを、愛情の裏返しと捉えられる人になる
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私は、別に、パワハラをする人を擁護するつもりはありません。
言い方、伝え方などの表現方法が稚拙なことが原因で、
相手に不快な思いや、変なプレッシャーを与えてしまう部分は、
改めるべきだと思っています。
ただ、受け取る側も、
それを反抗的に受け取るのか、
愛情として受け取るのかで、
パワハラとなるのか、
指導・成長の機会となるのか
大きく異なると思います。
ちょっとプレッシャーがかかるなぁ、パワハラを受けているなぁ、
と感じているあなた。
あなたのメンタルを変え、物事の捉え方を変えるだけで、
もっと、楽に、生きることができます。
そんな、生き方をしたくありませんか。