こんにちは。
部下から慕われる自分になる
ビジネス心理の専門家、松山繁博です。

今回は、職場の上司の好き嫌いの話です。

私が働いている会社に素敵な役員さんがいます。

その人は、社長からどんなに悪く言われても、
部下に向かってそのストレスを発散させることはないので、
そういった意味では、
平和な部署作りの一役を担っていらっしゃいます。

また、そんなに人の好き嫌いが激しくないので、
その点も評価できます。

しかし・・・

特定の方の言動が「許せない」ようで、
それが傍から見て、非常に滑稽なので、
今回は、その話をさせていただきます。

その特定の人、というのは、
とっても英語が話せる人なのですが、
英語を話せない人の気持ちが判らないのか、
はたまた、
ご自身が非常に苦労して英語を学ばれたのか、
ついつい、英語を話せない人に、
上から目線で話をしてしまいます。

簡単に言いますと、
実際に通訳をお願いしないといけない場面で、
「えーっ、こんなことを自分は訳さないといけないのですか?」
という愚痴というか、嫌味を、必ず言ってしまうのです。

役員さんは上司なので、
通訳という役割をきちんと託されなくても、
役員さんの言葉や、相手の言葉を
いつも訳さないといけないと思うのですが、
面倒くさいと思っちゃうのか、
そういう愚痴というか、言動が出てしまうのです。

私も、同じような場面には遭遇するのですが、
私は、片言というか、殆ど話せないものの、
何とかして、英語を話そうとして、
やっぱり上手く話せないのを聞いてから、
「Mr. matsuyama says・・・」と訳してくれます。

なので、
全ての人の話を訳してくれないのではなく、
かと言って、好き嫌いでもなく、
本人が訳してあげなきゃ、と思う時にだけ、
訳してくれるのだと思います。



しかし、その役員さんからすると、
自分が言った言葉を訳さないことを
「許せない」と言っているのです。

まあ、その気持ちも判らないではないですが、
そんなことで人を嫌うの?
と、はてなマークがいっぱい出てきてしまいます。

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人は一生懸命行動している人の失敗は、助けようとする
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役員さんと私に対する対応の違いは、
そもそも、役員さんと私の行動に違いがあるためです。

本人からすると、
訳してあげなきゃ、と心が動かされた時に、
訳してくれる、というものなんだと思います。

私は、意図的に無理している訳でもなく、
だんだん歳をとってくると、
英語は良くわからなくても、
とりあえず言ってみるみたいに吹っ切れてきたので、
何とか自分で話そうとしているのですが、
結果的に、失敗というか、滑稽な状態になっているんでしょうね。

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許されることも、許されないことも、単なる個人的な思い込み
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話を本題に戻します(笑)。

その素敵な役員さんも、
自分のプライドが傷ついたのか、
その部下が「許せない」ということで、
それを私たちに力説されるのですが、
傍から聞いている私達からすると、
それこそ「滑稽」に映ります。

かつての私も、うつになった時の原因の一つに、
特定の人が許せない、ということが、
原因の一つにありました。

今の私からすると、それこそ、どうでも良いことですが、
当時の私からすると、
その役員さんと同じように、
「プライドを傷つけられた」ということで、
許せないと思っていた訳です。

こうやって考えると、
そもそも「許す」なんて言う言葉自体、
単なる個人の価値観による判断であって、
思い込みに過ぎないんだなぁ、という気がしてきませんか。

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加点主義、でいく
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この優れた役員さんでさえ、
特定の人の「欠点」に目がいっています。

本人は他の人より「英語が話せる」のであれば、
そこを評価し、それを活用する方向に持って行った方が、
皆さんの役に立ちますよね。

命令して通訳をさせることも必要かも知れませんが、
もう、私が助けないと・・・
という状況を作り出し、
率先して通訳をしてもらえる環境を作ることもできます。

このように、人の良い所に焦点をあてる、
つまり、「加点主義」でいくと、
もっと良い所を伸ばそう、となるので、
素敵な時間が増えていきます。


いかがでしたか。

今回は、「許せない」という状況について説明し、
折角なら、加点主義でいくことを提案させていただきました。

折角毎日、いろいろな人と関わり合っているのですから、
お互いの長所を尊重しあって、
有意義な時間をたくさん作っていきたいと思いませんか。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。

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