こんにちは。
ビジネス心理の専門家、松山繁博です。

今、仕事で海外に来ているのですが、
行きの飛行機の中で、幾つかの映画を見ました。

その中で、
これって、心理学を学んだ人が、制作に携わっているかも、
と思えた映画がありました。

それは、「ズートピア」です。

主人公が、自分の夢を実現していく話なのですが、
途中途中で、心理学的に
いろいろ考えさせられる場面に出くわします。

なお、このブログは、
映画の紹介を主目的とはしていませんので、
ストーリーはご自身で確かめてくださいね。

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周囲の目(常識)を気にしない
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主人公は、「うさぎ」でありながら、
一般的に考える「うさぎ」に似つかわしくない、
夢の実現を行おうとします。

友達から反対されても、
親から親の常識と違うことを伝えられても、
本人は、一向に気にしません。

アドラー心理学の「嫌われる勇気」で言われているように、
周囲から白い目で見られても、
自分の信念を曲げない、という姿勢は、
一考に値(あたい)します。

自分に振り返ってみると、
「(世間の)常識とは違っているから」
という理由で、
行動を制限している自分を振り返ることができました。

また、主人公以外の登場人物も
一般常識と自分の考えとの間で悩んでいる姿も描かれています。

傍から見ると、
世間の非常識でも、
本人がやりたいのではあれば、
周囲から応援が得られる内容なのに、
自分で勝手にあきらめていることが結構あるなぁ、
と思い知らされました。

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怖れから虚勢を張っている
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威嚇をする動物が登場するのですが、
その動物の行動の解釈が、
「怖れから虚勢をはり威嚇をする」
という説明になって表現されます。

(なお、日本語・字幕版で見たのですが、
 日本語と字幕との間でも
 訳され方が異なっていましたので、
 実際の感覚は、映画でつかんでください。)



一般的に、心理学的解釈としては、
「怒り」は、二次感情と言われ、
本当は「不安」とか「怖れ」を感じているのに、
ついつい「怒り」として表現してしまう、
ということが言われています。

ここでは、
威嚇も「不安」や「怖れ」といった、
二次感情と同じ類なんだなぁ、という
解釈ができると同時に、
威嚇を受けても、それに動じずに、
きちんと一次感情を確かめようとする姿勢が
大切なんだなぁ、と思いました。

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持って生まれた個性を活かす
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これは、捉え方によっては、
最初に述べた「周囲の目は気にしない」とは
間逆のことにもなりますが、
それぞれ持って生まれた個性は
自分では気づきにくいものの、
他人からすると「価値がある」ということも、
随所で説明されています。

いろいろな職種に、
いろいろな動物が就いているのですが、
「へーえ、そういう特性なんだ」と、妙に納得できます。

自分に無理をしない、という生き方をするのであれば、
持って生まれた個性こそ、一番の価値なんだなぁ、
と感じさせられました。


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何も考えていないようで、実は考えている
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反応が遅い人に対して、
特にせっかちな人は、「何も考えていない」という
レッテルを貼りがちです。

親も、子供に説明をしたのに、すぐに反応がないと、
子供を無視して、
親の考えで事を進めようとしたりすることがあると思います。

映画の中では、
非常に反応の遅い動物が、
実は、スピード狂だった、
というような例を通して、

NLPという手法の中で、
頭で考えないで、体で感じる人は、
必然的に反応が遅くなるものの、
何も考えていないのではない、
という説明を受ける部分があるのですが、

まさに、それを上手く表現されています。

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他者から学ぶ
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自分のことは、自分の経験から学ぶ、
ということがあるのですが、
やっぱりそれは、時間がかかります。

そういった意味では、
他者から学ぶのがてっとり早く、

映画など、しっかりストーリーが練られたものは、
共感できることも、反例も、
客観的に確認することができます。

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日常が変われば、人生が変わる
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映画について、
こんなにまじめに解釈することは少ないですが、
日常の中で起きていることを、
心理学が判る方と一緒に確認することで、
すぐに学びにつなげられるようにできます。

折角ですから、
心理学が判る人と関わりを持ってみてはいかがでしょうか。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする相談者がいます。

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