皆さんこんにちは。
ビジネス心理の専門家、松山繁博です。
皆さんは、部下に指摘をする時に、
どのようなことを注意されていますか。
一般的には、
１）「仕事」と「人格」を分けて、
或いは、
２）「事実」と「想い」を分けて、
注意をするように、と言われています。
表現の仕方は異なりますが、
概ね同じことを言っています。
仮に、仕事の納期が守れなかったとして、
それを指摘する際に、
＜仕事・事実＞
期日が6月10日だったのに、12日になったので、
納期遅れだったね。
＜人格・想い＞
君はいつも納期遅れを起こすけど、
納期遅れになりそうなら、
事前に連絡して欲しいなぁ。
人格・想いについては、
本来言わなくても良いですし、仮に言う場合は、
仕事や事実と分けて、というのが鉄則です。
しかし、先日、仕事・事実の話だけをしているのに、
人格とか能力を否定されているように、
受け取られてしまうことがありました。
会社のホームページの
商品紹介部分の納期が遅れてしまったことを
指摘した時のことです。
新製品の発売日になっても、
ホームページに掲載されなかったため、
営業部門からクレームが来た、という前提です。
ホームページの掲載が
期日に間に合っていなかったという
クレームを受けたけど、
いつ掲載したの？
えっ、松山さんは、
みっともない商品紹介でも
とりあえず掲載しろ、って言っているのですか？
それでは、
当社のブランドイメージを傷つけてしまうので、
問題だと思います。
いや、クオリティの問題ではなくて、
納期がどうだったのか、を聞いているのですよ。
松山さんは、
私がいつも納期遅れをしているとでも言いたいのですか？
そんなことは言っていない。
私は、約束していた納期がいつで、
実際に掲載したのがいつなのかを
知りたいだけなのだけど・・・。
結局は、データを送信した日時を確かめることで、
遅延を生じさせていたことは確認でき、
営業部門に正式に謝ることができました。
しかし、
担当者とのコミュニケーションにおいては、
事実とか仕事の話をしたのに、
人格否定をしたように受け取られてしまいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事に自分の想い入れの強い部下
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部下としては、品質に対するこだわりがあるため、
納期よりも品質を優先させたのでしょう。
また、仕事に対する思い入れも強いため、
納期のことを言われただけなのに、
自分自身が否定されたように受け取ってしまったのでしょう。
では、そういう部下には
どう対処したら良いのでしょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
問題を指摘するのではなく、
次回からどうすれば良いかを聞きたい、とする
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
想い入れが強く、
個人と仕事の分離が難しい部下に対しては、
事実の確認だけでも、
本人の問題を指摘されてしまったと
受け止められることがあります。
そこで、こういった部下に対しては、
例えば、先の例ですと、
納期に関してクレームがあったと聞いたけど、
今後はどうすれば良いと思う？
と、今後のビジョン・方向性を語らせ、
将来を握った後で、
今回はどんなことが起きたんだっけ？
と事実の確認をすれば、
少し客観的に状況の説明（確認）を行ってもらえます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
部下の価値を最大化する
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今まで、問題を解決するには、
部下の悪い所を指摘して改善させる、
という方法をとられていたと思います。
しかし、成果にフォーカスをすると、
それを上回る成果が出せるように、
部下に考えてもらえれば、
別に悪い所を指摘しなくても、
新しい方法を見出すことができます。
つまり、部下育成を、
部下の悪い所を改善させるのではなく、
部下の価値を最大化させる、
に切り替えることで、
想いの強い部下でも、気持よく対策（将来）を
考えてもらえるようになります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日常を変えれば、人生が変わる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたか。
今回は、仕事の想い入れの強い部下に対しては、
単に人格否定をしないような言い回しをするだけでなく、
視点を将来（成果）に向けさせながら、
部下らしい対策を検討させるようにすれば、
お互い嫌な思いをすることなく、
次のアクションを考え、実施しやすくなる、という
お話をさせていただきました。
誰でも、問題に対処するものは嫌なもの。
でも、
その対処の仕方を将来に向けて考えるようにすれば、
対策も魅力的に見えてくると思いませんか。
当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この記事の、ご感想を、お聞かせください。
また、ご質問・お問い合わせについても
お気軽にコメントをください。
お問い合わせフォームはこちらです。
https://pro.form-mailer.jp/fms/38c12a1386285
場合により、返信までに
お時間をいただく場合がありますことを
あらかじめご了解下さい。
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（協会のホームページは、現在工事中です。）
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ビジネス心理の専門家、松山繁博です。
皆さんは、部下に指摘をする時に、
どのようなことを注意されていますか。
一般的には、
１）「仕事」と「人格」を分けて、
或いは、
２）「事実」と「想い」を分けて、
注意をするように、と言われています。
表現の仕方は異なりますが、
概ね同じことを言っています。
仮に、仕事の納期が守れなかったとして、
それを指摘する際に、
＜仕事・事実＞
期日が6月10日だったのに、12日になったので、
納期遅れだったね。
＜人格・想い＞
君はいつも納期遅れを起こすけど、
納期遅れになりそうなら、
事前に連絡して欲しいなぁ。
人格・想いについては、
本来言わなくても良いですし、仮に言う場合は、
仕事や事実と分けて、というのが鉄則です。
しかし、先日、仕事・事実の話だけをしているのに、
人格とか能力を否定されているように、
受け取られてしまうことがありました。
会社のホームページの
商品紹介部分の納期が遅れてしまったことを
指摘した時のことです。
新製品の発売日になっても、
ホームページに掲載されなかったため、
営業部門からクレームが来た、という前提です。
ホームページの掲載が
期日に間に合っていなかったという
クレームを受けたけど、
いつ掲載したの？
えっ、松山さんは、
みっともない商品紹介でも
とりあえず掲載しろ、って言っているのですか？
それでは、
当社のブランドイメージを傷つけてしまうので、
問題だと思います。
いや、クオリティの問題ではなくて、
納期がどうだったのか、を聞いているのですよ。
松山さんは、
私がいつも納期遅れをしているとでも言いたいのですか？
そんなことは言っていない。
私は、約束していた納期がいつで、
実際に掲載したのがいつなのかを
知りたいだけなのだけど・・・。
結局は、データを送信した日時を確かめることで、
遅延を生じさせていたことは確認でき、
営業部門に正式に謝ることができました。
しかし、
担当者とのコミュニケーションにおいては、
事実とか仕事の話をしたのに、
人格否定をしたように受け取られてしまいました。
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仕事に自分の想い入れの強い部下
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部下としては、品質に対するこだわりがあるため、
納期よりも品質を優先させたのでしょう。
また、仕事に対する思い入れも強いため、
納期のことを言われただけなのに、
自分自身が否定されたように受け取ってしまったのでしょう。
では、そういう部下には
どう対処したら良いのでしょうか。
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問題を指摘するのではなく、
次回からどうすれば良いかを聞きたい、とする
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想い入れが強く、
個人と仕事の分離が難しい部下に対しては、
事実の確認だけでも、
本人の問題を指摘されてしまったと
受け止められることがあります。
そこで、こういった部下に対しては、
例えば、先の例ですと、
納期に関してクレームがあったと聞いたけど、
今後はどうすれば良いと思う？
と、今後のビジョン・方向性を語らせ、
将来を握った後で、
今回はどんなことが起きたんだっけ？
と事実の確認をすれば、
少し客観的に状況の説明（確認）を行ってもらえます。
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部下の価値を最大化する
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今まで、問題を解決するには、
部下の悪い所を指摘して改善させる、
という方法をとられていたと思います。
しかし、成果にフォーカスをすると、
それを上回る成果が出せるように、
部下に考えてもらえれば、
別に悪い所を指摘しなくても、
新しい方法を見出すことができます。
つまり、部下育成を、
部下の悪い所を改善させるのではなく、
部下の価値を最大化させる、
に切り替えることで、
想いの強い部下でも、気持よく対策（将来）を
考えてもらえるようになります。
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日常を変えれば、人生が変わる
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いかがでしたか。
今回は、仕事の想い入れの強い部下に対しては、
単に人格否定をしないような言い回しをするだけでなく、
視点を将来（成果）に向けさせながら、
部下らしい対策を検討させるようにすれば、
お互い嫌な思いをすることなく、
次のアクションを考え、実施しやすくなる、という
お話をさせていただきました。
誰でも、問題に対処するものは嫌なもの。
でも、
その対処の仕方を将来に向けて考えるようにすれば、
対策も魅力的に見えてくると思いませんか。
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