こんにちは。
ビジネス心理の専門家、松山繁博です。

突然ですが、
あなたは「褒められた時」にどんな反応をされますか?

私の部下とのやりとりで、
今日、こんなことがありました。

今日は、カタログに使う写真の撮影を行いました。

その写真撮影に、製品だけでなく、
その製品を使って作った作品の作りかけを準備していました。

なぜ、完成品ではなく、作りかけなのか、と言いますと、
その製品を使って完成させるため、
その途中のものが必要、ということなのです。

で、その作りかけのものを見たら、
なかなか素晴らしい出来ではありませんか。

そこで、
「へーぇ、なかなか上手にできているじゃん」
と褒めた所、
「そんなことないです」
と、受け止めてくれません。

次の準備品を用意する段階になって、
また、作りかけのものを見たら、
これも、素晴らしい。

そこで、
「これも上手にできているじゃないですか」
と褒めた所、
「やめてください」
と言われてしまいました。

えー、どうしてなの?と尋ねた所、
松山さんはそうやって言ってくださいますが、
○○さんからは、いつもダメ出しされるので、
その落ち込みを少なくするためにも、
喜ばないことにしているんです。

まあ、それはそれとして、
今は喜べばいいじゃん、と言ってみましたが、
そういうこともあるので、素直に喜べません、というか、
嬉しくありません、との回答が。

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褒めを受け取ってもらうことは難しい
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何でもダメ出しをすることも問題ですが、
折角褒められても、それを素直に受け取れないことも、
問題です。

とは言え、昔の私も、
褒めを受け取れませんでした。



それどころか、褒められても、
「褒めても何も出ませんよ」などと、
皮肉を言ってしまっていました。

まあ、ジョークで返せる間は、
「そんなことないです。まだまだ、がんばります。」
などと、返事をして
無理に褒めを受け取らなくても良いですが、
これが全てにわたってくると、
だんだん苦しくなってきます。

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自身なんか、持てません
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私も、過去、自分に自信を持つことができなかったので、
何をするにも億劫うになり、
苦しんだ時期がありました。

こういった過去があったので、
今日は、部下に次のようなことを言ってみました。

こんなに上手にできているから、
自信を持って良いんじゃない?

すると、

自信なんか、持てません。

との回答が。

そうか・・・。
これが続くと、
「自信がない」
「自分は貢献できてない」
などと、自分の存在意義を見い出せなく
なってしまうから、心配だなぁ、と思いました。

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褒められたことを喜べる自分になる
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だからと言って、部下に、

褒められたことを、素直に喜びましょう!

とスローガンのようなことを言った所で、
何も変わらないまま、
素直に喜べるようになる訳がありません。

じゃあ、どうすれば良いのでしょう。

1)部下が自信がないようだから、
  部下に自信をつけさせたいのか、

2)あなたが自信がないから、
  あなた自身に自信をつけたいのか、

目的や対象者によってやり方は異なります。

1)部下に自信をつけさせるには

簡単に言うと、部下に些細なことでも、
「お願い」をし、
お願いを実現してくれたら、
大げさに「感謝」をしてあげます。

感謝を受け取るにも、
受け取れる自分になるステップが要りますが、
褒め程、大変ではありません。

2)自分に自信をつけさせるには

一つは、
部下に自信をつけさせてあげることと同じように、
あなたが、誰かに、
感謝されることをしてあげることです。

これで、感謝されると良いのですが、
まあ、感謝されなくても、
続けていれば、感謝される機会もあります。

もうひとつは、
周囲からの期待を下げることです。

えっ!何で周囲からの期待を下げることが
自信につながるの?
という疑問をもたれそうですが、

心理学的な言い方ですと、
「自己開示」をする、ということです。

私はこれが得意ではないので、
協力してください。
と言えば、必ず誰かが協力してくれます。

えー、そんなこと恥ずかしくて言えない・・・
と思われた方は、
まずは、「得意ではないですが」とは言わずに、
苦手なことを、「手伝ってください」
とお願いしてみてはいかがでしょうか。

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自分に対する接し方を変える
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活動、というのは主に外部に対して行うもの、
と思っていらっしゃる方が多いですが、
(実は、私もそうでした)

実際には、自分の心の中で、
「勇気」を持って行うということと解釈すると、
自分自身に対する接し方を変えることなんです。

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日常を変えることで、人生が変わる
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今日は、
褒めを受け取れない部下についての説明でしたが、
あなた自身が、褒めを受け取れない、
ということもあると思います。

でも、今回述べた方法に「勇気」を持って、
「挑戦」していただければ、
少しずつですが、
「褒めたり」「褒められたり」という
素敵な関係が築けるようになります。

折角、一生懸命生きているのですから、
お互い、良い所をを刺激しあいたいですよね。

いかがでしたか。

部下に、褒めを受け止めてもらえるようになって欲しい、
と思いながらも、
実はそれを実現したいのは、自分だったりしますよね。

いろいろな所で、
言われていることですが、
これが鏡の法則というもので、
これに留意していけば、
もっと素敵な自分に、そして人生を変えるきっかけが、
たくさんあることが分かります。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。

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