今月は売上が目標に対して未達だった。
来月は、未達分を含めて、
目標を上乗せした形で設定したい。

そのためにも、
未達だった原因を確認することにした。

しかし、出てくる言葉は言い訳ばかり。

これでは、
次の高い目標を
クリアするための施策に結びつかない。

どうしてもっと深く
原因を探らないのだろう。
・・・と思いますよね。

たぶん、頭の中では、
物理的な問題の解決の仕方が浮かんでいて、
原因を潰せば、
問題が解決すると思っていると思います。

しかし、実際はどうでしょうか。

判りやすくするために、
「子供が勉強をしない」ことを
例にしてみましょう。

友達と遊んでいたから、
ゲームをしていたから、
時間がなくなって勉強しなかった。

そうなると、
帰宅する時刻を守らせる、
ゲームをやる時間、終わらせる時刻を守らせる、
などが解決策になると思います。

一方、なぜ、時間が無くなったのか、
という原因は、
「遊びやゲームに夢中になっていた」
ということだけで、
終わりの時刻の話はでてきません。

つまり、原因の裏返しは、
解決策にはならない、ということなのです。



逆に言うと、解決策を考えた後で、
それができない理由が原因となる、
ということなのです。

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経営者が満足するためだけの情報を集めていませんか
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経営者は、自分が納得するため、或いは、
第三者に説明や言い訳をする際に、
必要な情報を集めたいと思っています。

しかし、その情報は、
現場のマネジメントを改善するための情報ではない場合が、
多々あります。

社員は、心の中で、
「原因を報告した所で、
 自分達の業務の問題解決にはつながらない」
ということを知っているため、
原因を追求すること自体に意味を感じておらず、
報告だけのための情報収集をやらされてしまっているのです。

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事実は事実。解決策は解決策。
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目標の売上と、実際の売上額との間に
「差がある=問題がある」ことは、
事実として知っておく必要があります。

しかし、その金額の多寡に応じて、
原因を掘り下げた所で、次の解決策は生まれません。

逆に、事実を知った後は、その事実を踏まえた上で、
頭を切り替え、
次の策を練ることが求められます。

つまり、解決策は、
原因の延長戦上や、裏返しではなく、
解決策として全く別に考えた方が、
今までに囚われない策が出てくる可能性だってあるのです。

いかがでしたか。

経営者は特に、物理的に物事を整理して、
問題の裏返しが解決策と考えがちですが、

実際の現場での解決策は、
原因とは全く異なる視点で考えなければならない、
ということを
知っておくだけでも、
無意味な思考に頭を使わなくても良さそうですよね。

だとすると、
報告のためだけの情報収集は、
最小限に留めたいですよね。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。

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