信頼している部下がいます。
何をやっても、品質的には完璧です。

しかし、品質を追求する余り、
納期がおろそかになってしまいます。

今までは、自分で尻拭いできるものは、
尻拭いしてきました。

また、本人を傷つけないように、
尻拭いをしても、
特に本人に「尻拭いをしたこと」を
説明することはしていませんでした。

ところが、立て続けに、
納期が守られない案件が2件発生し、
その内の1件は、ペナルティとして、
違約金が発生する自体にまで発展してしまいました。

違約金自体の承認は、
私が行えば良いのですが、
実際にフォローをする別の部下からは、
尻拭いをすることを本人に伝えなければ、
尻拭いに協力したくない、と言われました。

次からは、実際にフォローをする部下と
私との会話です。

本人に、何のお咎めもないのですか。

うーん、確かに会社は
余計なコストを掛けることになったので、
再発は防止したいけど、
起きてしまったことは仕方ないでしょう。

でも、何か伝えないと、本人が反省しないですよ。

うーん、君の気持ちは分かるけど、
今、本人を責めても、何も変わらないよね。

では、まずは、
事実をきちんと伝えてもらえないですか。

判った。
本人を責めないようにして、
事実は伝えるよ。

ただ、事実を伝えただけでは、
改善されないし、
再発防止にはならないと思います。

じゃあ、どうしたら良いかなぁ。

罰ではないですが、
納期が守られないようなら、
担当から外す、というのはどうですか。




実際、今回、仕事をお願いする前は、
担当から外れていたのに、
本人の想いがあったから、
担当にした経緯があるじゃないですか。

つまり、本人がやりたい、って言ったから、
お願いしたのに、
納期が守れないなら、
担当から外すでも良いと思いますよ。

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罰ではなく、結末を見せる
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会社としては、
本人のやる気を削ぐことはしたくないものの、
注意をすべき時は、
注意をしなければなりません。

ただ、注意が「罰」として受け取られると、
反抗されたり、逆恨みされたりと、
逆効果になってしまいます。

こういう場合は、
結末を見せることで、
注意すべきことに気づいてもらうことができます。

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今までとは、人との接し方を変える
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必要以上に責めたり、
罰を与える形になると、
折角の指摘が、「反発」「反抗」「逆恨み」につながります。

かと言って、
何も指摘しないと、現状は変わりませんし、
協力をする周囲の人の気も収まりません。

そこで、こういう時は、
「罰」ではなく、「論理的な結末」を説明し、
約束が守られなければ、その結末を体験させることが、
本当の意味での成長に結びつけることができます。

思い知らすだけで良いのに、
ついつい
懲らしめることをしてしまっていませんか。

或いは、
反抗を恐れる余り、
事実だけを伝えて、
相手の成長の機会を無くしてしまったりしていませんか。




いかがでしたか。
今日は、「結末を体験させる」をテーマに、
相手の成長を促すために、
罰を与えることなく、
結末を体験させることについて、考えてみました。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。

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