昨日と今日で、暖かかったので、
桜はすっかり散ってしまいましたね。

その代わり、新芽が出てきていて、
今度は緑のパステルカラーで、
春っぽいですね。

では、早速本題に。

前回から何回かは、
カリスマ経営者の鈴木敏文さんが退任される件で、
私なりに感じたことを記させていただきます。

なお、興味を持たれない内容なのか、
前回のPVは少ないので、
ちょっとくじけていますが、
とりあえず、3回は書かせていただくことにします。

ごめんなさい。

で、今回はその2回目。

「危機感を持った経営」について考えてみます。

日本にコンビニエンスストアを持ってきて、
アメリカとは全く異なる業態を作られた、
ということについては、
本当に尊敬します。

先日、アメリカに行く機会がありましたが、
アメリカでのコンビニエンスストアは、
未だに、ガソリンスタンドの横にある、
パンとお菓子とちょっとした雑貨を売っている「売店」で、
日本のように、「コンビニエンス」な店ではありませんでした。

それを今の日本にあるような
コンビニエンスストアに変容させた業態を作られたことは、
本当に素晴らしいことだと思います。



それが、危機感を持った経営、というのも、
良いですが、それでマラソンをされようとするのは、
ちょっと疲れるんじゃないかな、と思います。

今、私が務めている会社もそうですが、
本当に倒産しそうな時は、銀行の方が経営に入って、
「危機感を持った経営」で、
「立て直し」をするということはアリだと思います。

しかし、それでは、息が切れてしまいますし、
「苦しく」なってきます。

企業が「起業した時」を考えれば良いと思いますが、
もともと世の中に無かったことを、
ある志で、実現していこうとする時は、
非常に強いエネルギーが要ります。

だから、「つぶれまい」として、
危機感を持って、活動されるのは当然ですし、
その時は評価されると思います。

しかし、ずっとこれでは、
社員も関係者も皆、疲れてしまいます。

そもそも、この会社を世の中に創ったのは、
「何かを世の中に広めようとした」のであって、
単に儲けようとした、だけではないと思います。

その「何か」をミッションとして、
それを普及させようとしていることが、
ビジョンを持った経営だと思うのですが、
それができていたのでしょうか。

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想いを伝える
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今、私は、週末起業家として活動していますが、
最初、起業する時は、
「会社を辞めること」が目的になっていました。

ですので、
もの凄いエネルギーはありましたが、
「何を広めたいのか」は、
分かりませんでした。

そして、その「何を広めたいのか」を考えると、
逆に怖くなって、
時々、起業は止めよう、何て思うこともありました。

しかし、この協会の理念、活動に出会って、
自分自身の物事の捉え方や考え方が変わってからは、
起業に対する恐れはなくなり、
逆に、一刻も早く、
この素敵なマインドのマネージメントの仕方を普及させていこう、
という風に思えるようになりました。

そうなってからは、
もちろん、協会の活動を通じて、
活動に見合った適切な売上や利益を確保することも考えていますが、
儲けなければ、とか、協会が無くなってしまわないように、
など、変な恐れを口にする代わりに、
この事業に関する「想い」を口にすることが多くなりました。

そうやって考えると、
鈴木敏文さんが考える、小売業の在り方などを、
きちんと利害関係者に
伝えられていたのでしょうか。

そうすれば、仮に、株主総会などであっても、
売上や利益、1株あたりの配当だけに終始する報告ではなく、
その理念に賛同して、出資をしてくださった方々への、
その理念の市場への普及状況などの説明になっていたかも知れません。

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危機感を持った経営と言えば、カッコいいですが、
実は恐れをベースにしてた経営マインドになっていませんか
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何度も言いますが、
恐れをベースにした経営が悪いとは言いません。

でも、ずっとそれでは、疲れてしまいますし、
それだけでは人は慕ってついてきてはくれないと思います。

逆に、今後の「セブン-イレブン」を
どのようにしていきたいのかという理念を、
きちんと共有されていたのでしょうか。

確かに、環境は変化しているし、
競合もいろいろな手を打ってくる中、
売上も利益も、ということはとても難しいと思います。

また、そういった中で、手綱を緩めることは、
怖いのだと思います。

しかし、その恐怖から逃れるための手段として、
後任者を解任することを考えたり、
次回以降に説明しますが、
ご自身が、オーナーから信任されていないのでは?
と疑うようになってしまっているのは、
ちょっと、その危機感の程度が、
高くなりすぎているように思いました。


いかがでしたか。

今日は、尊敬している鈴木敏文さんの
言動を例にして、
経営者として「危機感を持った経営」
の捉え方について、解説してみました。

危機感を持った経営も必要だとは思いますが、
度を越してしまうと、
人を攻撃したり、
自分自身を傷つけてしまう(猜疑心を持ってしまう)
ことについて、解説してみました。

折角、業界で最高、
最先端の事業をされているのですから、
もっと、夢(ビジョン)を語り合うような環境で、
仕事をしていきたいですよね。

当協会には、
このようにマインドをイノベートする方法があります。

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