弱肉強食と適者生存! | 京都亀岡のケーキショップ エプルヴェ イシカワ

弱肉強食と適者生存!

こんばんは、いきなり難しいタイトルから始まりました。。

 

先日、11月1日からクリスマスケーキのカタログを配布し始め

店頭でのご予約も始まり早くもいくつかご予約をいただいております、

そのカタログの右下の小さいところですが、お知らせが書いてあります。

(知らせたくないのではなくスペースが無く小さくなりました。。)

 

「まことに勝手ながら2017年1月より毎週火・水曜日を定休日とさせていただきます。

お客さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承くださいませ。」

と記させていただいています。

 

 

 

えっ、ケーキ屋が2日も休むの?と思われる方も多いかもしれませんね、

僕も当初この考えに至るまでは2日も休んで大丈夫か?と思い

色んな葛藤と色んな考えを巡らせました。

ケーキ屋といえばサービス業で職人さんの世界、どちらかというと

一般の中小を含めた企業さんから見ると厳しい世界かなと思っています、

一般的に・・。

技術や感性を蓄積し磨き、生みの苦しみから新しい物を生み出す

(僕のこの考えがすでに古いかもしれませんが)ものだと信じています。

しかし、自分の頭に描いたイメージが形になり、それがお客様の口に入り

「美味しかった」と評価をもらえた時の喜びは最高です、

それはケーキ屋に限ったことではないと思いますが。

 

今、日本は高齢化とか人口減少とかいろいろ言われていて

難しい事は僕にはよくわかりませんが、肌で感じていることは

確実に労働人口が少なくなって来ているのと、都市部に人や物が

集まりだしているじゃないかという事です。

亀岡も都市と言えなくはないですが近くに京都、大阪があり

比べるとやはり規模的には小さいかなと思います。

 

だけど僕自身はそんな亀岡が好きで水や食べ物、子供の育つ環境・・・

全然負けてないと思うしわざわざ来る価値がある場所だと思っています。

しかし、思うだじゃなく実際に小が大を勝るのは数や量ではなく

イノベーションだと思います。

 

色々あるとは思いますが初めに行き着いた僕の中での

イノベーションがこの2日休みです。

何も2日休みだから働く人来てくださいというわけではなく、

この増えた休みで自分自身で色んな物、事を感じて新しいものを

生み出す時間に使いたい、生み出された物を見てもらい

その結果お客さんや働く人が魅力的に感じ京都、大阪からでも

わざわざ訪れたいお店になることを目指そうと思った結果です。

 

以前は強い者が生き残り弱い者は消えていくと思っていました

(自然界の中でも)

しかし、それは少し違うんじゃないかと思うようになりました、

強い者が残るのではなく、その環境に適している者が残っていき

次に繋いでいく。

 

お店をして8年が過ぎ、オープンした頃のことを思いだすと今と世の中も

変化しそれに伴い自分の頭の中も変わってきました、

これからの世の中がどのようになるかなんてケーキ職人の僕には

わかりませんが、何かを感じたら何もせずに「あの時やればよかった」

とだけは思いたくなく今思ったことをやろうと思います、

その結果今まで来ていただいているお客さまには大変なご迷惑を

おかけする事になりますが、できる限りご迷惑が少なる方法を考えて

やっていきたいと思います。