怒涛の4日間
無事に退院して家に帰った父でしたが、ほっとしたのでしょうか、静かにまだみんなが目覚めないうちにこの世での生を終えました。
近いうちにその日が来ると覚悟はできていたので、生前父が言っていたことを妹と思い出しながら準備を整えました。
枕元に掛けてと言っていた「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」の掛け軸。
早来迎と言って、さーっとすぐに25の菩薩様が迎えに来て蓮の蕾の中に入れて運んで49日めに蓮の花が開いて仏様となる。
と、ご住職が説明してくださいました。
早来迎、良い〜♡
掛け軸は順番に回してね、とか言いながら。
https://www.tnm.jp/uploads/r_press/290.pdf
ちょうど今年修理後初公開されるようです。
父はこの絵の写しの掛け軸をご住職にお願いして買い求めたとのこと。
本物を見てみたいです。
開祖法然上人は岡山県久米郡が生誕の地。
「誕生寺」には2度行きました。
お気に入りのジャケットはずっとおしゃれだと思っていたら、英国のハリスツイードでした。
昨日気が付きました。
湯灌していただき、〇〇家母のようにシャンプーやお顔のパックまでしてお気に入りだった服を着せてもらって、家族の心も清め癒されました。
49日の旅に出るので道中に必要な物を持たせます。
杖や六文銭、向こうでの正装は白装束だそうでその着物や足袋など。
一番嬉しかったのは六地蔵のお一人のお地蔵さまが旅のお供に付いてくれるんだそうです。
一つ一つ説明を聞きながら、父の旅支度を整える時間も愛おしい大切な時間でした。
お地蔵さまがすごくかわいいぬいぐるみだったので安心でした♡
よろしくね、と言いながら。
父が入院する前日に書道展用に書いた物の一つを見せたら「すごい!すごい!すごいなあ〜」と褒めてくれた書やおやつと紅茶のティータイムセットも持って行ってもらいました。
自宅で家族のみでお通夜、式場で家族葬、初七日はお寺で、姫路城を眺めながら帰りました。
父が希望するだろうことをちゃんとできたのではないかと、褒めてくれてるかな♡と妹と話して、父の育て方が父にとって正しかったってことかな〜と笑いました。
大往生で幸せな人生を送れたと思います。
ご心配いただきありがとうございました。
どうかお気遣いなさいませんように、ね♡
今日は〇〇家父の命日なので、おやつをお供えしてきました。
苺大福3つ。
ちゃんとお参りに来るかな〜?