妖精の森ガラス美術館へガラスのお勉強 | COZY STYLE

妖精の森ガラス美術館へガラスのお勉強

ウランが発する黄緑色の蛍光色。
ウランを着色材に使ったガラスのゴブレットやミルクピッチャーはテーブルの上の豪華なアクセサリーだったに違いない。
ロシア皇帝のゴブレットや世界最古のミルクピッチャー(製造年の明確なものについて)などコレクションを見ることができます。



館長さんの説明を聞いてから、じっくり鑑賞します。写真撮影OK。


ウランは紫外線が当たると発光するので、それがよくわかるように暗くしてあります。



発光のしくみと安全性についても説明していただきました。



ロシア皇帝のゴブレット

ブラックライト(紫外線)に切り替えると、
浮かび上がる蛍光色。

貴婦人の部屋の化粧セットも

ブラックライトにすると、浮かび上がる。
当時貴族の奥様方のご自慢のお品だったことでしょう。と、ふと疑問が湧き、後で館長さんに聞いてみました。

これはイギリス製のグラス

貸出してくれるブラックペンライトを当てると

ふと湧いた疑問、
日常生活でこの発光を見るにはどうするのか。

自然界では太陽光に含まれる紫外線で見るしかないので、ブラックライト照射時のような際立った発光は見ることはできない。
太陽光でほのかに発光する色合いを楽しむということです。

ということは、ロシア皇帝も貴婦人もまさかこのガラスたちがこんなに発光するなんてことは知らなかったということです。
当時これを知っていたら、もっと凄いことになっていたでしょうね!さらにご自慢の品に。

疑問も解けて、
では日本では何によく使われたかというと、カキ氷の器ですって。確かに白い氷に似合っておいしそうです。
カキ氷屋のシーンもあって、貴婦人の部屋、ロシア皇帝の、ガレと見てカキ氷屋さんでした。

2階は企画展




かわいい!
ガラスでできています。
この方の作品は販売分は完売していました。




これはウランガラスの作品
日常ではこの色合い

もうひとりの方のも素敵でした。抹茶の色が似合っておしゃれな写真が撮れそうな抹茶茶碗。

ガラスのオオカミが転がっていました



1階の販売コーナーにあった茶道具もかわいかったです。茶箱用の振り出し、おしゃれです。


で、ガラスのお勉強
「ガラスは常温で固まっている液体」だそうで。

液体だったとは!
新たなイメージが湧きそうです。



ガラス工房内にツバメが巣を作っていて、親ツバメが窓から出たり入ったりしていました。

日本で唯一のウランガラス美術館、おすすめです。

今日放送のNHK Eテレ日曜美術館で紹介された奈義町現代美術館もおすすめです。
山があり空が広がっているからこその美術館。
そこに身を置くことが心地よい。

Nagi MOCA