お隣の怪物 | 悩んで立ち止まってまた走る学生のブログ

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死ぬまでに何をしたいか。
どう生きて死ぬか。
立ち止まったときにそれでも自分は大丈夫だと自信を持てる勘違い野郎であるため自己啓発ブログ。

一日は24時間しかない。
人生は短い。
ぼーっとしてる暇はない。

 ぼく、見たんだ。
 お隣さんのね、お庭にね、すっごく大きな木があるんだけど、大きくて緑がきれいだから、毎朝一回は見ちゃうんだ。夏の終わりだから、今はあんまり葉っぱはついてないんだけど。
 あっ、こういう木はね、たいぼくっていうんだって。しずる君が言ってた。
 それでこの前、木を見たら、人がいたんだ。でも、何か疲れてるみたいだった。ちょうど少ない葉っぱが重なって顔とかはよく見えなかったけど、枝にぶら下がっているみたいだった。だって手も足もぶらんぶらんにしたまま、ずっと揺れてるんだよ。不思議なのは、手も足もぶらんぶらんなのに、どうやって木にぶらさがっていたかってことなんだ。顔とかは見えなかったから、顔で木にぶら下がってたのかな? 変なの。
 学校から帰ってもね、あの人、ずっとぶら下がってた。すごいよね、疲れないのかな。見た目はすごくぐったりしてるのに。
 えっ? 何? それはいつ? えと、たぶんね、図工のあった日だから、火曜日だ!
 どうしたの? お母さん、なんでそんなに慌ててるの? 今から見に行くの? やめといた方がいいよ。あの人お風呂にも入っていないから、すごく臭い匂いするんだ。
 ううん、誰にも言ってないよ。あ、今日しずる君には言っちゃった。しずる君も変だって言ってたよ。
 ねえねえ、それより、いつ帰ってくるの? お父さんずっといないよ。図工で描いた絵を見てもらいたいのに。ねえねえ、お母さん‥‥。
   
続