夏の強い日差しやアウトドアでのレジャーは、子供にとって楽しい体験ですが、実は「目」も日焼けすることをご存じですか?
目の日焼けについてはNHKラジオでも取り上げられています
肌の日焼けはよく知られていますが、紫外線は目にもダメージを与え、将来の視力や健康に影響を及ぼす可能性があります。今回は、子供の目の日焼けの症状、予防法、そしてケア方法について解説します。
子供の目の日焼けとは?
医学的には「紫外線角膜炎」と呼ばれることが多く、強い紫外線を浴びることで目の表面(角膜)が炎症を起こす状態です。スキー場で「雪目(ゆきめ)」と呼ばれることもあります。
私の娘は毎年、運動会の後にもなっていました。
帰宅後目を赤く晴らして、涙が止まらず…
特に子供は大人よりも紫外線の影響を受けやすいと言われており、注意が必要です。
特に最近は、スマホやPADを見る時間が長く負荷がらかかっているので、ダメージも受けやすくなっています。
目の日焼けの主な症状
• 目の充血:白目の部分が赤くなる
• 涙が止まらない
• まぶしさを強く感じる
• ゴロゴロと異物感がある
• 痛みやかゆみ
これらの症状は紫外線を浴びた数時間後に出ることが多く、子供が「目が痛い」と訴え始めたら注意が必要です。
どうして子供は影響を受けやすいの?
1. 角膜が大人より透明で紫外線を通しやすい
2. 屋外で活動する時間が長い
3. 背が低いため、アスファルトや砂からの照り返しを受けやすい
このため、大人以上に紫外線対策が重要になります。
子供の目を紫外線から守る方法
• UVカットサングラス
子供用の安全なサングラスを選びましょう。形は顔にフィットして、横から光が入らないものがおすすめです。
• 帽子をかぶる
つばの広い帽子は、顔だけでなく目を守る効果もあります。
• 日陰を活用する
公園やビーチではパラソルや木陰で休む習慣をつける。
• 時間帯を工夫する
紫外線の強い10時~14時を避けて遊ぶのも効果的です。
もし日焼けしてしまったら?
• 冷やす:冷たいタオルを目に当てて炎症を和らげる
• 目をこすらないよう注意する
• 症状が強い場合は眼科へ:充血や痛みが続く場合は必ず受診を
子供の目は大人よりも紫外線の影響を受けやすく、日焼けによるダメージが蓄積すると将来的な目の病気にもつながる可能性があります。
特にこれからの季節、太陽光度が低くなり、目に届く日差しも多くなります。
運動会など、外の体育の時間も長く、帽子などの対策は必須ですね。
「肌に日焼け止め」だけでなく、「目の紫外線対策」も毎日の習慣にして、楽しく安全に外遊びを楽しみましょう。