夏が終わると、「もうサングラスは必要ないかな」と思う方も多いかもしれません。
ですが実は、秋から冬こそサングラスが活躍する季節なんです。
■ 秋冬は“目の高さ”から光が差し込む季節
太陽の位置が低くなる秋から冬は、日差しが横や斜めから差し込みやすくなります。
朝夕の通勤やお出かけの時間帯に、まぶしさを強く感じるのはこのためです。
また、冬は地面や建物、ガラスなどに反射した光が目に入りやすく、
意外と目への負担が大きい季節でもあります。
■ 目は紫外線の影響を受けやすいパーツ
皮膚と同じように、目も紫外線の影響を受けやすいパーツです。
長時間紫外線を浴びることで、角膜や水晶体にダメージが蓄積し、
「ドライアイ」「白内障」などの原因になることも。最近はスマホやPCで酷使している方も多いので、ダメージも受けやすくなっています。
■ 冬の雪にも注意!反射光が想像以上に強い
冬場は紫外線量そのものは少なく感じられますが、
実は雪面の反射によって目に届く紫外線量が一気に増加します。
雪は紫外線を80%以上反射するといわれ、
長時間浴びると「雪目(ゆきめ)」と呼ばれる角膜炎を起こすことも。
スキーや雪遊びのときだけでなく、
雪が積もった街中でも油断せずにサングラスをかけることが大切です。
■ 可視光線透過率だけで選ばないで
サングラスを選ぶ際に「レンズの濃さ(可視光線透過率)」を気にする方は多いと思います。
ただし、透過率が低すぎる(濃すぎる)サングラスは注意が必要です。
レンズが濃いと瞳孔(どうこう)が開きやすくなり、
その状態で紫外線が入ると、より多くのダメージを受けてしまう可能性があります。
■ ポイントは「UVカット素材」
レンズの濃さよりも大切なのは、UVカット機能がしっかり備わっているかどうかです。
「UVカット加工」ではなく、レンズ素材自体にUVカット機能があるタイプがおすすめ。
このタイプなら、傷がついても紫外線カット効果が落ちにくく、長く安心して使えます。
秋から冬も油断せず、目の紫外線対策を。
レンズの色だけでなく、UVカット素材を使ったサングラスを選ぶことで、
一年を通して大切な目をしっかり守ることができます。




